◆春季京都大会 ▽決勝 西城陽4―2東山(15日・わかさスタジアム京都)
西城陽が東山を4―2で破り、春初優勝をつかんだ。府大会優勝は甲子園に出場した1994年夏以来、28年ぶり。21日から始まる近畿大会への出場が決まった。
同点の5回、先頭・谷内彪悟二塁手(3年)の中越え2塁打と、続く西山幸一郎左翼手(3年)の右越え三塁打で勝ち越し。勢いそのままに1死三塁で坂尾航大投手(3年)に中前適時打が飛び出し追加点を奪った。この場面に元横浜(現DeNA)の染田賢作監督は、「低めの球を我慢できたからチャンスができたのかな」とプロ注目右腕・橋本翔太との対決を振り返った。
投げては坂尾が7回を3安打1失点、8奪三振の快投。8回からはエース・左腕藤川泰斗(3年)がマウンドへ上がり、最後の打者を左飛に打ち取りガッツポーズを見せた。
染田監督は「紙一重の試合が続き、その中で選手が成長してくれた。感謝したい。(近畿大会では)挑戦者という気持ちで、京都代表として恥じないよう力を出して頑張っていきたいです」と話した。