箱根駅伝シードを逃した東海大のエース石原翔太郎が1年ぶりに実戦復帰

スポーツ報知
約1年ぶりの実戦復帰を果たした東海大エースの石原翔太郎(右から2人目)=東海大陸上競技部提供=

 第98回箱根駅伝(2、3日)で11位に終わり、8年ぶりにシード権(10位以内)を逃した東海大のエース石原翔太郎(3年)が15日、自身約1年ぶりの実戦となる東京・大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場で行われた「森永inゼリーエネルギーチャージゲームズ」男子5000メートルに出場し、14分12秒64で全体トップを取った。

 石原は1年時に全日本大学駅伝4区と箱根駅伝3区と連続で区間賞を獲得。2年生となった昨年も5月の関東学生対校選手権1部1万メートルで28分5秒91の自己ベストで日本人トップの2位になるなど、好調なスタートを切ったが、その後、股関節周辺など故障が長びいた。7月に国体岡山県代表選考会5000メートルに出場したが、途中棄権。学生3大駅伝もすべて欠場した。実質、1年ぶりにレースに復帰した石原は「きょうはタイムは気にせずに走りました。体と相談しながら、これから、もっと状態を上げていきたい」と冷静に話した。

 昨季、東海大は石原の不在も響き、出雲駅伝は9位、全日本大学駅伝は12位、箱根駅伝は11位に終わった。箱根駅伝では9区まで8位と粘っていたが、10区アンカーの吉冨裕太(当時4年)が終盤、大幅にペースダウン。後方を走る運営管理車に乗った両角速監督督から「吉冨、目を覚ませ!」と猛ゲキが飛んだが、思うように体は動かず、創価大、帝京大、法大の3校に抜かれ、10位の法大と52秒差で7年守っていたシード権を逃した。その吉冨は、箱根駅伝直後、新チームの初戦となった1月15日のハーフマラソンに志願してペースメーカーを兼ねて出場し、2位と踏ん張った。

 試練を乗り越えて走り出した東海大にとって、エース石原の復帰はさらに大きな力となる。今季、全日本大学駅伝は関東地区予選(6月19日)から、箱根駅伝は予選会(10月15日)からの参戦となる。両角監督は「石原の全日本の選考会出場は今後の体調を見て判断します」と慎重に話した。出場した駅伝では2戦とも区間賞の「駅伝男」石原は「夏まで体を作って秋からしっかり走れるようにしたい」と完全復活に向けて意欲を示す。

 「湘南の暴れん坊」の異名を取り戻すため、東海大の戦いは続く。

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