海遊館(大阪市港区)では、5月29日と6月5日に、大阪湾に暮らすイルカの仲間「スナメリ」の目視調査を実施することを発表した。また、この調査に参加する高校生以上の15人を各日募集している。
スナメリはアジアから中東の沿岸域などに暮らす小型のイルカの仲間で、大阪湾にも生息。ネズミイルカ科に属する体長2メートル程度の小型のイルカの仲間で、体の色は灰色っぽく、体のわりに大きな胸びれを持つが、背びれはなく、背中には直径1ミリ程度のイボが並ぶ。このイボを仲間同士でこすり合わせることによってコミュニケーションをとっているのではないかという説がある。
海遊館では大阪湾に位置する水族館として、スナメリに関する調査に取り組んでいる。今回の調査では船に乗り、大阪湾に暮らすスナメリの目視調査を行うとともに、スナメリの暮らす大阪湾の自然環境や、人とのつながりなどを体感できるという。海遊館はスナメリの各種調査によって、大阪湾やそこに暮らす生き物について興味関心を持つ機会を提供。また、生き物や自然環境の保全に取り組んでいる。
なお、今回の調査は「大阪湾 Years2022―2023」の一環として、大阪ECO動物海洋専門学校と共同で実施する。
▽日時=〈1〉5月29日午前9時~午後1時15分、〈2〉6月5日午前9時~午後1時15分
▽募集期間=〈1〉〈2〉ともに5月14日~5月23日まで。
▽集合場所=海遊館(解散場所も海遊館)
▽対象=高校生以上の方
▽募集人数=各日15人
▽参加費用=1人あたり3,000円(税、乗船料、保険料を含む)
▽申込方法=海遊館HPより(先着順)
イベントの詳細は海遊館公式ホームページで確認できる。