◆新日本プロレス「Capital Collision」大会(14日、米ワシントンDC・Entertainment & Sports Arena、観衆2641人)
新日史上初の米ワシントンンDC開催となるPPVマッチが行われ、メインイベントのIWGP USヘビー級王座戦で、王者・棚橋弘至がジョン・モクスリー、ウィル・オスプレイとジュース・ロビンソンとの4WAYでの初防衛戦に臨んだ。
テクニック、ラフファイトで激闘を展開した4人。終盤、棚橋はモクスリーにエプロンでのスリングブレイド。さらにテーブル上に横たえたモクスリーに決死のハイフライフローを敢行した。このすきにリング上でジュースがオスプレイに金的攻撃を食らわせると、最後はHHBで3カウントを奪取。USヘビー王座を初戴冠した。
セミファイナルのスペシャルタッグマッチでは、IWGP世界ヘビー級王者・オカダ・カズチカが米トップ団体・AEWで活躍中のバレッタと元「CHAOS」タッグ結成予定だったが、バレッタが新型コロナウイルス陽性ため、欠場。代わりにロッキー・ロメロが出場し、6月12日の大阪城ホール大会で行われるV5戦で挑戦を受けるジェイ・ホワイト、ヒクレオ組と対戦した。
オカダは地元の大声援をバックにジェイを攻めたが、バレットクラブの2人はロメロを標的に。最後はスライスロッキーを切り抜けたジェイがブレードランナーで叩きつけ、3カウントを奪取。試合後、ジェイはオカダをブレードランナーでKO。今月1日の福岡どんたく大会に続いて、前哨戦タッグで王者を痛めつけた。
石井智宏は4・17シカゴ大会で対戦を要求してきたAEWのエディ・キングストンを垂直落下式ブレーンバスターで撃破した。
鈴木みのるもAEWのブロディ・キングと対戦。必殺のゴッチ式パイルドライバーを狙ったがかわされ、キングのショートレンジラリアット連発を食らうと、ゴンゾボムで敗れた。
▽10分1本勝負
〇ニック・コモロト(6分26秒 Philadelphia stampede)ケビン・ナイト●
▽15分1本勝負
〇カール・フレドリックス(10分32秒 マニフェストデスティニー→片エビ固め)成田蓮●
▽10人タッッグマッチ20分1本勝負
〇ダニー・ライムライト、ジョレル・ネルソン、ロイス・アイザックス、JR・クレイトス、トム・ローラー(14分48秒 シンビオトDDT→片エビ固め)上村優也、タンガ・ロア、デビッド・フィンレー、フレッド・ロッサー、THE DKC●
▽20分1本勝負
〇チェーズ・オーエンズ(8分46秒 横入り式エビ固め)グレート―O―カーン●
▽8人タッグマッチ20分1本勝負
〇マイキー・ニコルス、バッド・デュード・ティト、シェイン・ヘイスト、ジョナ(12分09秒 サンダーバレー→片エビ固め)マーク・デイビス、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、カイル・フレッチャー●
▽30分1本勝負
〇ブロディ・キング(9分05秒 ゴンソボム→片エビ固め)鈴木みのる●
▽30分1本勝負
〇石井智宏(16分07秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)エディ・キングストン●
▽スペシャルタッグマッチ30分1本勝負
〇ジェイ・ホワイト、ヒクレオ(15分59秒 ブレードランナー→片エビ固め)オカダ・カズチカ、ロッキー・ロメロ●
▽IWGP USヘビー級選手権 4WAYマッチ60分1本勝負
〇ジュース・ロビンソン(15分45秒 ブラッドフォール→片エビ固め)ウィル・オスプレイ●
※あと2人は棚橋弘至とジョン・モクスリー。棚橋は初防衛に失敗。ジュースが新王者に