愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で15日に指されている将棋の第7期叡王戦五番勝負第2局は正午、昼食休憩に入った。
藤井聡太叡王(19)=竜王、王位、王将、棋聖=と挑戦者・出口若武(わかむ)六段(27)の注文は、ともに「名古屋コーチン親子オムライス」。名古屋コーチンは、比内地鶏、薩摩地鶏と並ぶ日本3大地鶏のひとつで、その肉と卵を使用して、とろとろ卵にデミグラスソースをかけて仕上げたもの。ミニサラダとデザート「西尾産抹茶のブランマンジェ 季節のフルーツ添え」もセットになった。飲み物は藤井がアイスレモンティー、出口がウーロン茶だった。
相掛かりに進行した対局は、出口が33手目に約1時間1分の長考で▲7七角と上がり、その後、角交換へ。藤井の棒銀が敵陣に迫ったが、出口が飛車を当てると、藤井が踏み込まず△6五銀と引いた44手目で休憩となった。午後1時に再開される。