【高校野球】苫小牧中央8年ぶり春全道 プロ注目右腕斉藤優汰が延長13回190球完投、横野大飛が決勝打

スポーツ報知
勝利が決まり、ガッツポーズする苫小牧中央の斉藤優

◆春季北海道大会地区予選▽室蘭地区Aブロック代表決定戦 苫小牧中央6-5北海道栄=延長13回タイブレーク=(14日、とましん)

 室蘭で代表決定戦2試合が行われた。苫小牧中央は、延長13回タイブレークの末、北海道栄に6―5で勝利。プロ注目右腕の斉藤優汰(3年)が13回を自責点1、190球で完投し、8年ぶり2度目の春全道大会出場に導いた。

 苫小牧中央の斉藤優が、右拳を高く突き上げた。1点を勝ち越した直後の13回裏。1死二、三塁。一打サヨナラ負けのピンチで、最後の力を振り絞った。7番打者を左飛に打ち取ると、タッチアップを狙った三塁走者がホームでタッチアウト。エースの意地で最小リードを守り抜いた。

 最後までマウンドを降りるつもりはなかった。最速150キロの球速に注目が集まるが、渡辺宏禎監督(53)が「体つきからわかるとおり、トレーニングを積み重ねてきた。スタミナはある」と評価する無尽蔵の体力も持ち味。「12回くらいから下半身の踏ん張りがきかなくなって、リリースも力が入らなかった」と苦笑いを浮かべながらも、10回にはこの日最速タイの145キロを計測。延長に突入しても140キロ台前半を連発し、190球を投げ切った。

 右腕の力投にチームメートも奮起した。タイブレークに突入した延長13回。2死二、三塁で打席に入った6番・横野大飛右翼手(3年)は「斉藤(優)が頑張っていたので、助けたかった」。初球。外角の直球を思い切りよく振り抜いた打球は中前へ。貴重な6点目をたたき出し、エースを援護した。

 昨年の夏、秋に続き3大会連続で難関室蘭地区を突破した。昨秋の全道大会では1回戦敗退に終わっており「まずは初戦を勝ち切りたい。守備の流れは自分がつくらないといけないので、丁寧に投げたい」と斉藤優。一冬でさらにスケールアップした道内高校生NO1右腕が、全道の強敵に挑む。

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