神戸・イニエスタ弾 38歳誕生日に“決起集会”でチームに一体感 開幕12試合目で初勝利 

スポーツ報知
前半、ゴールを決めた神戸・汰木(右)を祝福するイニエスタ

◆明治安田生命J1リーグ▽第13節 神戸4―0鳥栖(14日、ノエスタ)

 8試合が行われ、前節まで11戦未勝利(4分け7敗)だった神戸は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)の3得点に絡む活躍で、ホームで鳥栖に4―0と大勝した。リーグ開幕12試合目で待望の初勝利を手にし、得失点差で17位の湘南を上回り最下位も脱出した。首位の鹿島は、FW鈴木優磨(26)の2ゴールなどでホームで札幌を4―1と圧倒した。

 泥沼にいたチームを救ったのは、やはり頼れる司令塔だった。ベンチで試合終了を迎えたイニエスタは、ロティーナ監督(64)や仲間たちと喜び合い「苦しい序盤戦だった。チームとして長い間探し続けていた勝利。皆で勝ち取った勝利だ」と安どの表情を浮かべた。リーグ開幕から間もなく3か月。怒とうのゴールラッシュで神戸がついに12戦目で白星をつかんだ。

 コンディション不良で4月下旬のアジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ(タイ)は回避。満を持して先発出場するといきなり魅せた。前半2分、DF酒井のパスをゴール前で受け、冷静に右足を振り抜き先制のネットを揺らした。チームを勢いづけると、同14分にショートカウンターからMF汰木(ゆるき)の移籍後リーグ戦初ゴールをアシスト。2点リードの後半19分にはペナルティーエリア内にドリブルで侵入して酒井につなぎ、FW武藤のゴールを呼び込んだ。

 2010年南アフリカW杯で母国・スペインを初優勝へと導き、名門バルセロナでも数々のタイトルを獲得。18年夏に神戸入りが決まった際は、推定年俸2500万ユーロ(約32億5000万円)という破格の契約内容もあいまって世界からも注目を集めた。30年目を迎えるJリーグの歴史のなかで多くのスーパースターが日本にやってきたが、背番号8のインパクトは最大級と言っていい。

 38歳の誕生日を迎えた11日には、自ら選手間でのミーティング開催を呼びかけた。チームに再び一体感を与えた主将を、指揮官は「彼は唯一無二の存在。自分たちのチームにそのような選手がいることは大きい」と絶賛した。最下位を脱出したリーグ戦はいまだ予断を許さない状況ではあるが、「勝つことは確実にチームに自信をもたらす。今後、勝利を積み重ねる第一歩になれば」とイニエスタ。苦しみ続けたタレント軍団の逆襲が始まる。
(種村 亮)

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