【巨人】ポランコ、クロマティに並ぶ9打数連続安打「ボールがしっかり見えている」

スポーツ報知
7回1死一、二塁、適時二塁打を放ち雄叫びを上げるポランコ(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人7―6中日(14日・東京ドーム)

 巨人が中日戦で中田のグランドスラムによって今季最大の5点差をひっくり返し、3連勝を飾った。3点を追う7回、絶好調ポランコの適時二塁打で2点差に迫ると、岡本和敬遠後の1死満塁から中田が4号逆転満塁本塁打を放った。チームは今季13度目の逆転勝ちで5カードぶりに勝ち越し、首位ヤクルトを0・5差の3位で追走している。

 感情が爆発した。2度、3度と両手をたたき、一塁ベンチを振り返ったポランコの目に、総立ちの一塁ベンチが映った。左拳を力強く掲げて絶叫し、最高の笑顔が光った。3点を追う7回1死一、二塁。祖父江の外角直球を左翼線へ運んで適時二塁打。6回に続く2本目の適時二塁打が、中田の逆転満塁弾への導火線となった。12日のDeNA戦(横浜)の2打席目に左越えソロを放ってから2四球を含む9打数連続安打、11打席連続出塁とし「打撃の感覚もいいし、ボールがしっかり見えている」とうなずいた。

 偉大なレジェンドに肩を並べた。8回の第5打席では中飛に倒れ、連続打数安打は9でストップ。大洋(現DeNA)・レイノルズ、巨人・高橋由伸が持つ日本記録の11打数連続安打には届かなかったが、巨人の外国人選手では1988年のクロマティに並ぶ最多記録となった。球団史に名前を刻んだ助っ人は「グッドです」と喜んだ。

 止まらない活躍の裏には、礼節を重んじる姿勢がある。初回の守備に就く際、ポランコは外野席のファンに対して帽子を取り、会釈を欠かさない。東京Dデビューした3月18日のオープン戦・ロッテ戦からずっとだ。「お客さんに対する(来場してくれた)感謝の気持ちを込めて」と理由を明かす。さらにその日の初打席では、球審や相手ベンチにも「尊敬の意味を込めて、あいさつを必ずしています」。米国時代から変わらないルーチンは、G党のハートをガッチリとつかんでいる。

 5月上旬には2割3分台にまで低迷した打率も2割7分8厘まで浮上。異国でのプレーの根底にあるのは、「大事なのは、やっぱり自分が置かれているところで適応すること」という心構えだ。7打席連続安打で迎えた初回2死できっちり四球を選んだように、状況に応じて最善のプレーを目指している。その姿勢がある限り、快進撃はまだまだ続きそうだ。(小島 和之)

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