◆JERAセ・リーグ 巨人7―6中日(14日・東京ドーム)
巨人が中日戦で中田のグランドスラムによって今季最大の5点差をひっくり返し、3連勝を飾った。13日に1軍復帰後初アーチを放った大砲は、移籍後初の2戦連発にこの日も雄たけびを上げた。
巨人は5点差を逆転して3連勝。5点差以上をひっくり返しての勝利は、19年8月9日ヤクルト戦で7点差(0―7→○10―9)を逆転し延長10回にサヨナラ勝ちして以来、3年ぶりだ。
この日は7回に中田が逆転の満塁本塁打。4月3日阪神戦の初回に先制の満塁アーチで記録して以来、今年3度目の勝利打点をマークした。これで満塁本塁打は日本ハム時代の5本、今年の2本で計7本。そのうち先制1本に勝ち越し2本、逆転は3本目となり、7本のうち6本が決勝打になっている。
7回の一発は4番の岡本和が敬遠された直後の打席。前の打者が敬遠で歩かされた打席で本塁打は、19年3月29日オリックスとの開幕戦以来、自身2度目だ。ちなみに前回は同点の延長10回、1死三塁から2者連続で申告敬遠の後に打った意地の一発。開幕戦では3度目の劇的な満塁サヨナラ本塁打だった。(阿部 大和)