◆東京六大学野球春季リーグ戦第6週第1日▽立大5―0早大(14日・神宮)
今秋ドラフト候補の立大・荘司康誠投手(4年=新潟明訓)が、140キロ台後半の直球にカーブ、スプリットを低めに決め、早大打線を封じた。「先週の東大戦は、役目を果たせなかった(8回途中4失点)。今週の試合まで、低めへのコントロールを意識してきたが、それをマウンドで表現できた」と振り返った。
7回まで無失点。リーグ戦初完投、初完封も見えてきたが、8回2死一、二塁の場面で急に右足のふくらはぎがつったため、無念の降板。「18番の背番号をもらっているので、困った時に頼ってもらえる存在になりたい。完投、完封は、しなければいけないもの。それができなかった悔しさはあります」と思いを述べた。
溝口智成監督は「これまでよりは、低めへ投げようとする意識が見えた」と評価しつつ、「常にゲームを作るためには、もう少し球の精度を上げなければいけないし、投げるスタミナも作っていってほしい」とさらなる成長を期待した。