◆首都大学野球春季リーグ第7週第1回戦▽日体大5―4帝京大(14日・等々力)
侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が14日、等々力球場を訪れリアル二刀流として注目されている日体大・矢沢宏太投手(4年)=藤嶺藤沢=を視察。今季初の2番・投手で出場し、6回6安打4失点で勝利投手となり、打撃では3打数無安打だった。
新型コロナウイルスの影響で中止にはなったが、3月の台湾戦で侍ジャパンのメンバー入りをしていた矢沢。悔しい思いもあったが、緊張はせず「(栗山監督が)目には入っていたけど、自分の目標に向けての一試合でという気持ちで臨みました」とエンゼルス・大谷翔平を育てた栗山監督へアピールした。
5月1日に行われた武蔵大戦後、歩幅を縮めて腕を振りかぶるフォームに修正して臨んだ。元中日の辻猛彦コーチに遠投時のフォームがいいとアドバイスされ改善。投げ込みの量も増やし、先を見据えた練習に励んだ。
チームの優勝がなくなり、秋に向けて腕を振る。「優勝がなくなったからこそ自分の練習に負荷をかけられる。この先に向けてやっていきたいです。」と上のレベルに向け、強い思いを語った。