伏木海陸運送が都市対抗野球二次予選北信越に進出 150キロ右腕、下川智隆が14Kで完投勝利

スポーツ報知
完投勝利した伏木海陸運送の右腕・下川

◇第93回都市対抗野球第一次予選 福井・石川・富山県大会▽準決勝 伏木海陸運送3-2ロキテクノ(14日、富山市民)

 準決勝2試合が行われ、伏木海陸運送は3-2でロキテクノ富山に劇的な逆転サヨナラ勝ちを収め、都市対抗野球第二次予選北信越大会(6月2~5日、長野)に出場を決めた。1-2の9回は2安打で同点に追いつくと、2死二塁から新加入の8番・幸明慶勲捕手(21)が右前適時打を放ってサヨナラ勝利。選手たちはベンチから飛び出し、喜びを爆発させた。仲間から祝福を受けた幸明は「最高です。しっかり振ろうとイメージしていた。みんながつないでくれました」と満面の笑顔を浮かべた。

 加入2年目の最速150キロ右腕・下川智隆(23)が9回を2失点、3安打、14三振を奪って完投勝利を果たした。初回はストライクを取りにいった変化球が甘く入り、2ランを浴びたが、その後は気持ちを切り替えて快投。全身のバネを使った力強いフォームから、2回には146キロをマークした。「先頭打者は切ろうと全力投球でした。点を取ってくれると信じて、粘って投げようと思いました」。徐々に調子を上げ、4回には149キロに到達。切れのあるスライダー、110キロ台の変化球も交えながら次々と三振を奪い、サヨナラ勝利を呼び込んだ。

 無名投手から速球派右腕に生まれ変わった。佐賀学園高では球速128キロほどで「三番手投手でした」と伸び悩んだが、久留米工大入学後に大きく成長。当時は175センチ、60キロと身体も細かったが「トレーニングで体重が1キロ増えるごとに、球速が1キロ速くなりました」。144キロまで到達した後は、オリックスの右腕、山岡泰輔(26)が行っていた「ボックスジャンプ」トレーニングを参考にして足腰のバネを強化。体格も178センチ、79キロに成長し、大学4年時には球速150キロまで伸びた。

 15日はIMFバンディッツ富山と決勝戦を行い、優勝チームが第1代表、準優勝が第2代表に決まる。「今後も先発したら9回まで投げられるピッチャーになりたい。球速は153キロ欲しいです」と下川。急成長中の右腕が、さらなる飛躍を目指す。(中田 康博)

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