【西武】球界最小164センチ滝沢夏央、支配下当日に大仕事…育成高卒ルーキーが初安打&同点ホーム

スポーツ報知
ポーズを取る決勝弾を放った中村剛也(右)とプロ初安打を放った滝沢夏央(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 西武4―2楽天(13日・ベルーナドーム)

 11日のソフトバンク戦(ペイペイD)で屈辱のノーヒットノーランを食らった西武が、地元で会心の逆転勝ち。主役は18歳のルーキーと38歳の大ベテランだ。

 1点を追う6回。まず18歳の滝沢が火をつけた。育成からこの日支配下登録され、2番・遊撃に大抜てき。この回先頭で迎えた3打席目で、詰まりながらも二塁内野安打を放つと、悪送球で一気に二塁へ。続く外崎の左前打で頭から同点のホームに飛び込んだ。

 育成入団の高卒ルーキーが1年目で1軍公式戦に先発出場するのは、19年の巨人・山下航(現三菱重工East)以来で、スタメンデビューは史上初めて。現役では12球団最小の164センチながら「小さいからこそできるプレーもある」と意気込む若武者はうれしいプロ初安打、初得点に「全力で走れば何か起きるかもと思った。(ヘッドスライディングは)気持ちが出たプレーだと思います」とニッコリ。新背番号62のユニホームを泥だらけにし「これからも泥くさくプレーしていきます!」と誓った。

 「高卒1年目でショートを守ってるってすごいな」。若さに刺激され、38歳の中村が勝負を決めた。同点打の外崎が走塁死で勢いを失いかけた2死無走者から、滝中のスローカーブを左中間へ。3号勝ち越しソロは長嶋茂雄(巨人)を抜いて単独歴代14位の通算445号。「いい打撃ができた。素直にうれしい」と親子のような滝沢と並んだお立ち台で、笑顔をふりまいた。

 20歳差の三遊間コンビの活躍に辻監督は「(本塁突入の)滝沢の走塁は素晴らしい。中村はあそこまでためて、あそこまで飛ばすのはすごい」と大絶賛。首位・楽天を叩きノーノーショックを吹き飛ばす貯金1に「(カードの)初戦を取れたのは大きい」と満足そうだった。(星野 和明)

 ◆滝沢 夏央(たきざわ・なつお)2003年8月13日、新潟県上越市生まれ。6歳で野球を始め、城西中では軟式野球部。関根学園高では遊撃手兼投手として3年春の新潟県大会準優勝。21年育成ドラフト2位で西武入り。50メートル走5秒8。164センチ、65キロ。右投左打。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×