◆大相撲 ▽夏場所6日目(13日、東京・両国国技館)
東前頭11枚目・碧山(春日野)が単独トップに立った。西同15枚目・一山本(放駒)との全勝対決を制して、終盤まで優勝争いに絡んだ2020年春場所以来となる無傷6連勝を決めた。相手のもろ手をはねのけて前進すると、タイミング良くはたき込んだ。「相手はもろ手で来ることもわかっていました。しっかり一歩踏み込んで前に前に攻めた先で相手がバランス崩して、最後はうまいこと決めることができました」と納得顔で振り返った。
「余裕はないですけど、ちょっとずつちょっとずつ何か落ち着いてきているので。いい感じですね」と充実の表情。賜杯レースで堂々トップを走るが「まだまだです。半分も終わってないし。一日一日で、とりあえずその相撲だけに集中して最後までやりたいですね」と慎重だった。八角理事長(元横綱・北勝海)は「ベテランになっても、きっちりとやることをやっている。努力している人が成績がいいとうれしい」と、たたえていた。