清水隆行氏 中田翔の本塁打は「完璧」と分析 「高めの直球をしっかり打てたことに大きな意味がある」

スポーツ報知
8回無死一塁、左中間に2ラン本塁打を放つ中田翔(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人5―2中日(13日・東京ドーム)

 中田の本塁打は理想的な形で打てた。1軍に上がってきてここまでは、自分の感覚よりも少し差し込まれている打席が多い印象だった。6回の中前安打も手応えとしてはすっきりするような当たりではなかったと思う。

 しかし、8回の2ランは148キロの高めの直球を完璧に捉えた。この高めの真っすぐをしっかり打てたのが、何よりもよかった。真っすぐを捉えられるという手応えがあれば、ボールを長く見られることにつながり、変化球の見極めもよくなる。とても大きな意味のある打席となった。

 4回には送りバントを決めた。プロ初犠打ということだが、サインが出る可能性はゼロではないと思っていた。勝つ確率を上げるための最善の策として当然、あの場面はバントが考えられる。かつては(阿部)慎之助や(坂本)勇人、丸らもやっていること。チーム内にもその意識は浸透しているはずで、中田もきっちり成功させた。

 この日の最後の打席で最高の結果が出て、また違った精神状態で14日の試合に臨めると思う。早い回の打席でまたいい形で打てれば、自分の感覚は確固たるものになっていくはず。特に第1打席に注目したい。(野球評論家・清水隆行)

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