◆JERAセ・リーグ 巨人5―2中日(13日・東京ドーム)
巨人が中日3連戦の初戦をものにした。丸の通算7本目となる初回先頭弾で先制すると4回、プロ15年目の中田の初犠打から追加点。同点の7回、ポランコの適時打で勝ち越すと、8回には中田が10日の1軍再昇格後初となる3号2ランを叩き込んで試合を決めた。先発の戸郷は7回2失点で両リーグ単独トップの5勝目。2連勝で、試合のなかった首位・広島とのゲーム差を1に縮めた。
◆原辰徳監督に聞く
―8回に中田が2ラン。
「思い切り良く、初球をというところに非常に価値がある。ゲームの中でも大きなものだった」
―4回には犠打も。
「チームが勝つことが大前提。非常に献身性のある選手ですから、『もう少しずうずうしくやってもいいんじゃないか』ということもありますが、あそこは1死をあげてでも二塁、三塁にしたかった。非常にいいバントでした。不慣れではあるでしょうけれどね。しっかりと決めたというところに、価値が出るわけですね」
―丸の1番は今のメンバーの中でベスト?
「誰が戻ってきても、そういうような状況になることが一番いいことでね、まあ、まだ五分咲きくらいのチームですから。そういう意味ではいろんな可能性があるということはいいことだと思います」
―12日の試合後には「我慢は続くよ」と。我慢の出口は見えた?
「いやいやいや、我慢は続くよ。どこまでも(笑い)。どこまでも(笑い)」