NHK大河「鎌倉殿の13人」ガッキー八重姫が渾身のギャグ!八艘跳び菅田義経の落日…第19回見どころ

スポーツ報知
京・義経の宿所にて。鎌倉からたずねてきた義時(左)は、鎌倉に来て頼朝とちゃんと話をするよう、義経を説得する。

 俳優の小栗旬が鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)の第19回「果たせぬ凱旋」(15日放送)で、源頼朝(大泉洋)と弟の義経(菅田将暉)の対立が決定的になる。

 平家を滅亡させた後、兄のもとへ報告に帰りたい義経。頼朝からは鎌倉入りを許されず途方に暮れる。後白河法皇(西田敏行)から検非違使に任じられて以来、頼朝とは距離が生じてしまい、義時はやきもきする。

 義経を京都に置いて鎌倉の頼朝と引き離し、源氏の力が大きくなりすぎないようにするー。そんな後白河法皇の魂胆を浮き彫りにするようなストーリー。源氏の兄弟の行く末はよく知られているが、法皇ら周辺の様々な人物の思惑を考えると、そうなるのも仕方ないという気持ちにさせられる。

 前週の第18回「壇ノ浦で舞った男」(8日放送)では、源平合戦の後半からラストが描かれた。海戦・壇ノ浦の戦いでは、義経が相手船のこぎ手を狙わせ、戦いを優位に進めた。注目だった八艘跳びも披露。「平家物語」では強敵の攻撃から逃げるジャンプだったが、今作では新たな敵を求めて楽しそうに3回ほど飛び移った。

 決着がつく頃、平家の女性たちが「三種の神器」を抱えて次々と海に飛び込んだ。時が止まる戦場。最後、無言の女官に抱かれた安徳天皇が船首に現れると「ウソだろ…。やめろ~!」と叫ぶ義経の見ている前で海中に消え、兵士たちも崩れ落ちた。中には手を合わせる者も。ちなみに二位尼が安徳天皇に言ったとされる「帝、波の下にも都がございます」の言葉はなし。屋島の戦いでの那須与一も登場しなかった。

 卑劣な手を使い、神器や天皇も失うという後味の悪い戦いとして描かれた壇ノ浦。歴史物語によっては、こぎ手を射殺したのが画期的な戦法のように描かれていることもある。それでも、お互いが名乗り合って一騎打ちする風習があった時代では禁じ手だったのかもしれない。虚無感が濃く描かれた一戦。終わった後、義経の「この先、私は誰と戦えばよいのか」という言葉も印象的だ。

 一方で義時の妻となっている八重(新垣結衣)にも見せ場があった。兄のように慕っていた源義高(市川染五郎)を父・頼朝に殺されショックから立ち直れない、幼い大姫(落井実結子)に対し、自らの顔に墨を塗って笑わせようとする。それでもニコリともしない大姫。すべり芸のような形になってしまったがSNSでは「ガッキー顔に墨ついてても可愛い」「ガッキーが唯一の癒やし」と感謝の声が続々。裏切り、殺し合いだらけのストーリーで、わずかに心の休息をもたらせた。

 第18回の平均世帯視聴率は12・7%で前週より微増。同時間帯ではテレビ朝系「ポツンと一軒家」の13・5%と2番組だけが2桁を記録した。ゴールデンウィークの最終日で録画組が多かったのか。ちなみに本紙調べの週間ランキングでは5位に入っている。前半のクライマックスが過ぎたものの、まだまだ悲劇は終わりそうにない。ひいきのキャストはいつまで残っていられるのか。心配しながら見守りたい。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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