【ヴィクトリアM】テルツェット、厩舎の大先輩「オジュウ流」調整で昨年14着の雪辱だ

スポーツ報知
テルツェットと和田正調教師

◆第17回ヴィクトリアM(5月15日、東京・芝1600メートル)

 昨年14着の雪辱を誓うテルツェットは、課題克服へ手を尽くして挑む。4連勝中でG1初挑戦だった昨年のヴィクトリアマイルは、レース前に激しくイレ込んで力を出せずに終わった。和田正調教師は「どうしても馬には指示を出さないといけないが、急にスイッチが入る馬なので、余計なストレスをかけないようにソフトかつ効果的に」と、調教から普段の厩舎での扱いまで気を使ってきた。

 それを踏まえて11日の最終追いも、初コンタクトのレーンが騎乗して、美浦・Wコース単走馬なりで5ハロン72秒5―13秒6とソフトな仕上げだった。指揮官は「気持ち的に追い込まず、操作性などをみてもらえればとリクエストした。リラックスして走れていた」と、イメージ通りの走りに納得している。レーンへの騎乗依頼は20年5月以来。過去2回は条件戦だが、2着、1着と好結果に導いてもらっており、大舞台でも名手への期待は膨らむ。

 この春は厩舎の看板馬であるオジュウチョウサンが、11歳にして中山グランドジャンプを制してJG1・9勝目という快挙を成し遂げた。「目標のレースに向けて、一歩も二歩も踏み込んで、ピンポイントで仕上げていくような意識は学ばせてもらった」と和田正師。それは確実に厩舎の“財産”となり、このG1でも生かされることだろう。

 追い切り翌日は北馬場で調整を行い、普段と変わらない順調な雰囲気だ。指揮官は「うまくいけばいい勝負になると思う。だからこそ台無しにならないように緊張感はあります」と気を引き締めた。平地のG1初制覇へ、テンションを高ぶらせず、静かに闘志を燃やしている。(坂本 達洋)

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