「ごまかしの大谷翔平。それができるのスゴイけど、単発にとどめた方がいい」高橋尚成氏が解説

スポーツ報知
6回2安打1失点だった大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス2―4レイズ=延長10回=(11日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 今日は「ごまかしの大谷翔平」。いつもと違う自分を、しっかり演じてた。

 初回先頭打者の初球、2球目とスライダーを続けた。いつもと全くフォームが違って、肘が下がってた。

 でもこの肘は、あえてやってたことだね。スライダーのように、横の変化の球は、肘を下げることでコントロールが付く。きっと試合前のブルペンでむちゃくちゃ調子が悪かったんでしょう。そんな中で使える球を作るべく、フォームを変えたってことです。

 肘を下げるとリスクはある。手だけ下げると肩の開きが早くなり、打者から球の出所が見やすくなる。

 でも、そうならないのが大谷のすごいところ。いつもなら「立って投げ下ろす」フォームなのに、この日は股関節をうまく使って「くの字」で少し前かがみになる感じで、肩も開かずに投げていた。瞬時にこんなことをやり遂げて、6回2安打1失点に抑えちゃうんだから、恐ろしい。

 相手は3連敗、しかも前日にノーノーをやられたレイズ。調子が良くないチームだから、この「ごまかし」が通用した部分もある。だから、こういう変身は単発でやっといた方がいい。慣れている投球フォームを少しでも変えれば、やっぱりそれだけ負担がかかるからね。(野球評論家・高橋尚成)

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