【セビージャ(スペイン)11日=豊福 晋】日本代表MF久保建英が所属するスペインリーグのマジョルカはアウェーでセビリアと対戦し、0―0で引き分けた。久保は後半29分から出場した。
前節のグラナダ戦で2―6と大敗し、2部降格圏に沈んだマジョルカ。残留のためには負けられない一戦で、チャンピオンズリーグ出場圏内確定を狙う4位セビリアを前に奮闘した。
5バックの守備的布陣で挑んだマジョルカは後方に人数をかける守備で終始耐えた。後半29分にはFWアンヘルに替え久保を投入。カウンターから好機を探った。5―3―2のFWに入った久保はピッチに立った1分後、カウンターから右サイドでのドリブルで相手に倒され警告を誘発。続くプレーでも左サイドからエリアに向かってドリブル、相手DFにひじで止められるなど果敢に前を向いた。
マジョルカは格上を相手に勝ち点1を獲得。現状では降格圏内と、残留に向けて厳しい状況に変わりはないが、次節のラージョ戦に望みをつなげた。