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【ヴィクトリアM】1年1か月ぶりに復帰するデアリングタクト「ピッチ走法」にフォーム変わった

リズミカルに坂を駆け上がったデアリングタクト
リズミカルに坂を駆け上がったデアリングタクト
伸びやかなフォームだった昨年4月時点のデアリングタクト
伸びやかなフォームだった昨年4月時点のデアリングタクト

◆ヴィクトリアM追い切り(11日・栗東トレセン)

 マイル女王を争うヴィクトリアマイル・G1(15日、東京)の最終追い切りが11日、東西トレセンで行われた。1年1か月ぶりに復帰するデアリングタクトは栗東・坂路で55秒4。年齢を重ねて変化した無敗の3冠牝馬を水納愛美記者が「見た」。

 無敗3冠牝馬が生まれ変わった。デアリングタクトの最終追いは、松山を背に栗東・坂路を単走。落ち着いたペースを保ち、軽やかに駆け上がった。「先週まででしっかりできています」と鞍上。全体が55秒4と時計は速くなかったが、順調ぶりがうかがえた。

 右前肢の繋靱帯(けいじんたい)炎から1年1か月ぶりの復帰戦。以前の状態にどこまで戻っているかがカギと捉えていたが、杉山晴調教師にそれを覆された。「けがもしてますし、もう5歳ですから、若いときと比較するということ自体が違うんじゃないかなという気持ちもします」。陣営は過去を追わず、目の前を見据えていた。

 では、今のデアリングタクトはどんな馬か。松山、杉山晴師はともに「ピッチ寄りの走法フォームになった」と指摘する。この日の動きからも、その点は顕著。小刻みに四肢を動かし、リズミカルに地面を蹴っていた。休養前と比べると、ストライドが小さくなったぶん、見た目のスピードが増したように感じる。これなら、20年桜花賞以来のマイル戦にも対応できそうだ。

 体調についても、指揮官の自信が伝わってくる。「馬体の張りや毛づや、内臓面のコンディションは今までで一番いいんじゃないか」。馬体が480キロ台に増えたのも好調の証しだろう。「まずは無事にというところですけど、出るからには結果を出したい」と松山は言い切る。5歳になった3冠牝馬がアップデートした姿で再出発を切れるはずだ。(水納 愛美)

リズミカルに坂を駆け上がったデアリングタクト
伸びやかなフォームだった昨年4月時点のデアリングタクト
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