作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏(75)が今夏の参院選で日本維新の会から出馬する意向を固めたことについて、代表を務める松井一郎大阪市長(58)は11日、「正式には聞いていない」とした上で「改革マインドをお持ちで結果も作った。一つ間違いがあったからと言っても、反省して国のために働きたいなら、認めるべきだ」と評価した。金銭スキャンダルで都知事を辞職したことについて問われると、「(公職選挙法違反で)5年間の公民権停止となり、けじめをつけてきたのではないか。再チャレンジは認めていきたい」と強調した。
猪瀬氏は12年12月、国政転身を表明した石原慎太郎氏の後継として都知事選に出馬し、初当選。13年12月、5000万円の選挙資金借用問題が浮上し、辞任した。15年12月から、大阪府・市特別顧問を務めている。