3月からフリーになった鮫島克駿騎手 「引き出し増やしたい」今夏は北海道シリーズにフル参戦

スポーツ報知
活躍が目立つ鮫島克駿騎手

 8年目の鮫島克駿騎手=栗東・フリー=が、リズムの良さを感じさせるプレーを連発している。JRA通算300勝を達成した5月1日の福島で一日4勝(2着1回、3着3回)の固め打ち。7日の中京6R(3歳1勝クラス)では、単勝156・2倍の9頭立て9番人気タガノフィナーレで逃げ切り波乱を演出した。5月8日終了時点で27勝。昨年マークしたキャリアハイ69勝の更新へ、ペースが上がってきた印象だ。

 2015年のデビューから所属していた浅見秀一厩舎が2月末に解散。フリーとなって2か月余りが経過した。心境の変化を聞くと「寂しいのは寂しいですけど、やることは一緒。変わりないですよ」といつもの笑顔。フリーになった後に依頼が減り、成績を落とすジョッキーは珍しくない。だが、同騎手は1~2月と3~4月の数字を比較しても、騎乗数はほぼ同じ。周囲から信頼を得ている証拠と言える。

 昨年は小倉の年間リーディング(23勝)を獲得。佐賀出身の25歳はキャリアアップを目指し、今夏は北海道シリーズ(6月11日~7月17日=函館、7月23~9月4日=札幌)にフル参戦するという。2017年に函館で6週間滞在したが、3か月の長期は初めて。「フリーになった今はステッキ一本持ってどこでも行けるので。滞在競馬で馬の癖や特徴をつかめることも増えると思います。何より自分の引き出しを増やしたい。どこで乗っても結果が出せるようにならないといけないし、いい経験にしたいです」。決して現状に満足することがない男だけに、濃密な時間を過ごすことだろう。

 北へ旅立つ前の春G1シリーズにも、大きな勝負が控えている。メイショウミモザで参戦するヴィクトリアマイル・G1(5月15日、東京・芝1600メートル)だ。2度目のコンビだった前哨戦の阪神牝馬S・G2で勝利に導き、つかんだ大舞台の切符。初G1制覇の手応えを問うと「昨年から掲示板(5着以内)は何度もあるのですが、そのあと少しが遠いんだなと壁を感じます。ただ、ミモザは前走が強い相手に破壊力のある勝ち方。壁を壊せるように頑張ります!」と力強い言葉が返ってきた。本命を打つかは別にして、馬券を買って応援したい。(中央競馬担当・吉村 達)

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