B2リーグプレーオフ、福島ファイヤーボンズ逆王手

スポーツ報知
第3Q、相手のブロックをかわしシュートを決めた福島ファイヤーボンズの村上(左)(カメラ・高橋 宏磁)

 東地区3位の福島ファイヤーボンズが同2位の仙台89ERSに72―65で競り勝って、初出場のプレーオフ(PO)で準決勝進出へ“逆王手”をかけた。POは2戦先勝方式で、第3戦はきょう9日に行われる(午後7時開始、ゼビオアリーナ仙台)。勝ったチームが、香川とのPO準決勝(13~16日)を戦う。 

 燃えたぎった感情を爆発させた。福島ファイヤーボンズの選手たちは、敵地に駆けつけた約300人の前で何度も両手を突き上げた。仙台89ERSに72―65。森山知広ヘッドコーチ(HC、38)は「選手たちは40分間ゲームプランをやり通してくれた」と喜びをかみ締めた。

 7日は74―80。大事な初戦を落とし、崖っぷちに追い込まれた。この日の試合前、森山HCは「このチームであと2週間、僕は最後まで試合がしたい」と鼓舞。前日の反省を込めて布陣や作戦を変更することも考えたが「今シーズン戦ってきた通り」のバスケットを貫くことを選んだ。

 森山HCの思いに応えるように、選手たちは躍動。攻守で運動量を惜しまず、序盤から相手を圧倒した。相手に25本の3点シュートを打たれたが、決められたのは1本だけ。簡単には打たせないよう、最後まで体を寄せたことが奏功した。

 第4クオーター(Q)開始直後に59―45。14点ものリードを奪ったが、残り4分46秒の時点では同点に追いつかれた。だが「焦りはなかった」と指揮官。「こちらにも流れは来る」と信じ、残り約4分の時点で5人全員を入れ替えた。大胆な交代策で流れを引き戻し、競り勝った。

 前日は5ファウルで退場し9得点に終わったエリック・マーフィー(31)は最後までプレー。チーム最多の17得点と躍動した助っ人は「最初から気持ちでプレーした。明日も勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。燃えさかる火のような勢いで、B1昇格まで駆け上がる。(高橋 宏磁)

 〇・・・仙台89ERSは驚異的な粘りを見せるも、及ばなかった。第4Q開始直後で14点を追う展開。それでも粘り強い守備で相手の攻撃を封じると、残り約4分の時点で63―61と一時は逆転に成功。それでも大事な終盤でパスミスなどもあって競り負けた。チーム計25本も3点シュートを打ったが、決まったのは1本だけ。主将のPG月野雅人(33)は「3点シュートのところが入っていなかった。そこは大きかったかな。明日は切り替えて戦いたい」と気持ちを入れ替えていた。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×