◆陸上 セイコー・ゴールデングランプリ(8日、東京・国立競技場)
男子100メートル決勝で、19年ドーハ世陸王者のクリスチャン・コールマン(米国)が10秒09(追い風0・1メートル)で貫禄勝ちした。2位の小池祐貴(住友電工)に0秒13差で快勝。「レース自体の感触も良かった。このタイムがあれば、今後に向けて期待が出来る。成績で言えば『B+』くらい」と自己採点した。
今夏のオレゴン世界陸上(7月、米国)は、前回金メダリスト(ワイルドカード)として出場する。「100メートルは陸上の花形と言われる種目。代表になれて、恵まれていると思う。よく言われるのは、世界より米国の代表になる方が難しい。国内には、素晴らしい選手がたくさんいて、最高の選手達の中の1番にならないといけないから。世界の1番のチームの一員として走れて、とても光栄に思う」と、陸上大国の競争の激しさの一端をうかがわせていた。