山本杏が優勝 計量失敗から4年「覚悟を決めて」57キロ級で再挑戦を決意…柔道強化選手選考会

女子57キロ級で優勝した山本杏
女子57キロ級で優勝した山本杏

◆柔道 ▽全日本強化選手選考会(7日、東京・講道館)

 新型コロナの影響で中止となった1月の講道館杯の代替大会としての位置付けで行われた。女子57キロ級は山本杏(パーク24)が優勝。1か月前の全日本選抜体重別選手権は63キロ級で出場しており「スパンも短くて減量もきつい部分もあったけど、決勝も諦めずに戦い抜けて良かった」と胸をなで下ろした。

 27歳の山本は高校1年生で講道館杯で優勝するなど、早くから注目された選手だった。57キロ級で2014年にアジア大会で優勝するなど実績を重ね、東京五輪代表入りを目指していたが、2018年2月のGSデュッセルドルフ大会で当日の計量失敗により失格となり、強化指定から外れた。その後は63キロ級に階級を上げていたが、昨春に高校時代の恩師から「やっぱり杏は57キロ級の選手なんだと思う」と言葉をかけられ、「63キロ級でこのままやっていて、自分が納得いく終わり方ができるのかなと考えた。自分が納得して戦える階級ということで57キロ級に戻す覚悟を決めた」と明かした。

 4年前の減量失敗の苦い経験は今でも消えていないが、個人で栄養士と契約。食事から改善し、今大会も「試合より緊張した」という計量をしっかりとクリアした。全日本女子の増地克之監督も「再び57キロ級でチャレンジし、決勝は苦しみながらも勝ちきった。今後が楽しみ」と高く評価。山本は「柔道を続ける以上はトップを目指してやっていきたい。ここで優勝できたのは大きいけど、後はないので、目の前にある試合をしっかり勝ちきれるように課題をどんどん詰めていきたい」。本来の階級で世界選手権や五輪を目指して勝負する決意を口にした。

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