‟戦う監督”宇高菜絵が8強 37歳の元世界女王「まだ伸びしろがあると感じた」…柔道強化選手選考会

スポーツ報知
宇高菜絵

◆柔道 全日本強化選手選考会(7日、東京・講道館)

 新型コロナの影響で中止となった1月の講道館杯の代替大会としての位置付けで行われた。女子57キロ級で2014年世界選手権優勝の宇高菜絵(ブイ・テクノロジー)は準々決勝で山本杏(パーク24)に敗れたが、10月の講道館杯の出場権を獲得した。

 37歳の宇高は2020年4月に創部したブイ・テクノロジー柔道部で選手兼監督として活動している。選手としては区切りをつけることを考えた時期もあったが、コロナ禍で多くの試合が無観客となったことから「私の試合を楽しみにしてくれている方もいる。その方々の前で試合をするまでは諦めずにやりたい」と現役を続行。以前に比べて稽古量は減ったものの、トレーニングは選手と同じメニューに取り組んでいる。

 当初は自身1人だけだった部員も現在では6人に増えた。指導者としては自らが届かなかった五輪の舞台に教え子を送ることを目標に掲げる中で、選手兼任で指導にあたるメリットも感じている。「背中を見せて戦って指導ができるというのは、今の私にしかできないこと。監督が頑張ることで(選手も)言葉の受け取り方が違ってくると思う。逆に私も選手に頑張ってもらうために自分がまずということでやっていて、そのおかげで続けられている。そこを大切に日々、手を合わせて組んで指導していけたら」との思いを語った。

 大所帯ではなく、新しいチームだけに、普段の稽古は選手同士で教え合う「アットホーム」な雰囲気だという。監督の宇高も選手から学ぶことが多く、苦手意識があった寝技も得意な選手に教わりながら、この1年は重点的に強化。37歳は「この年齢になって遅いんですけど、寝技があればもっとやれるんじゃないかと気付いた。毎日の練習が楽しくなっているし、今日もまだ伸びしろがあると感じた。選手にアドバイスをもらいながら切磋琢磨(せっさたくま)して強化できたら」と目を輝かせた。

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