浦和のリカルド・ロドリゲス監督は7日、オンライン取材に応じ、直近1か月間で主力選手4人が負傷離脱した現状について言及した。
DF犬飼智也は4月4日に左膝蓋骨骨折と膝蓋腱部分断裂で手術を受け、全治約6か月の見込み。FWユンカーは右第4指基節骨骨折、U―21日本代表DF大畑歩夢は左眼窩底骨折と頬骨骨折で先月下旬にそれぞれ手術。日本代表DF酒井宏樹は今月3日に右足第5中足骨の手術を受け、全治は約2か月の見込みとなっている。
ロドリゲス監督は「1か月で4人が手術をしないといけないのは普通ではないし、ネガティブな点だ」と嘆きながら、「でも、それはもう起こったことだ」と切り替えた。さらに「クラブにも常に層の厚さ求めていて、各ポジションに5人ずつくらいそろえないといけないと話してる。今回のように(酒井と大畑の)サイドバックが2人がケガをするようなことが起こった時のためだ。いい状態で全員がそろうことが大事だ」と強調した。
先月末までタイで戦ったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)中にケガ人が続出したが、遠征メンバー全27人を起用した。指揮官は「誰かが離脱したらプレーできる選手を起用しながら、その選手がケガをしないように疲労を観察しながら気をつけたい。ローテーションしてチームとしてのパフォ―マンスを安定させながら7連戦を戦いたい」。8日のリーグ・柏戦から6月1日の天皇杯2回戦(対戦相手未定)までの7連戦を見据えた。