【船上カメラマン】アオリイカ1.7キロ!長井港 辰丸

スポーツ報知
1740㌘を釣りあげた床枝さん

 三浦・長井沖でアオリイカが面白い。長井港の報知指定・辰丸では、しゃくり釣り、ティップランで乗合船を出している。秋は数釣りが有望だが、春は大型が乗る。取材した4月29日にはティップランで1・74キロの大型が出た。長井沖ではこれからも大型アオリが期待できる。

◆「人生最大」

 辰丸はムギイカ、マルイカ、スルメ、ヤリイカと旬のイカ類を周年で狙っている。春と秋は長井沖などでのアオリイカ釣りが面白い。特に春は産卵シーズンを迎えた大型が釣れる。

 釣り場に着くと、梶ケ谷隆夫船長(65)が「16メートル」とマイクで中オモリの位置を指示した。このときの水深は22メートル。ハリスの長さが4メートルで底から2メートル上を餌木が漂う。取材した4月29日はあまり乗りはよくなかったが、妻の美智子さんと仲良く竿を出していた川崎市の床枝勝幸さん(72)に大型が来た。午前7時過ぎ、竿先に出るわずかなアタリを取るティップランで釣っていた勝幸さんの竿先がグンと引き込まれた。慎重にリールを巻くと餌木に1・74キロのアオリが抱きついていた。「人生最大サイズです。根掛かりしたかと思いました」と興奮気味に話した。

 勝幸さんは2年前の10月、辰丸で行われたティップラン講習会に参加、このときも650グラムを釣り上げていた。「餌木は100本以上持ってますが、当たる餌木はあまりない。釣れたものはわかるように整理しています。女将のオススメに外れは少ないですよ」と勝幸さん。辰丸で受付などを担当する女将・ルミ子さんが薦めるものを購入しているという。

 そのルミ子さんは「船酔いするからアオリイカ釣りはしません」と笑う。船にこそ乗らないが、船宿で餌木を販売している仕事柄、“よく当たる餌木”への執着心はすさまじい。時には大型を釣った客を車まで追いかけ釣れた餌木の種類を聞き、それを遠方まで仕入れに行くことも。中にはメーカーに発注しても、すでに2万本(1年以上)待ちという人気のものもあると紹介するほど餌木に詳しい。

 その後、終盤にしゃくり釣りをしていた杉並区の三浦辰美さん(57)が900グラムを上げた。「(アオリを釣ったのは)久しぶりだな。あまりに釣れなくて、何回も『もうやめよう』と思ったけど、これがあるからやめられないね」と笑顔を見せていた。

 辰丸が所属する漁協組では、アオリが産卵するための漁礁を長井沖に設置、禁漁期間も設けて資源保護に努めている。そのかいもあって長井沖にはアオリが増えてきている。「大きいアオリは泳ぐのが遅いから、春はしゃくり釣りの方がいいような気がします」と梶ケ谷船長。これからも女将のルミ子さんと二人三脚で大型アオリイカを釣らせてくれるに違いない。(ペン&カメラ・越川亘)

 ◇めも 

 アオリイカ釣りの近況、乗合船は長井港辰丸(TEL046・856・2778)。料金はティップラン船が1万円。しゃくり釣りは9500円。出船日は要確認。ともに氷付き。午前6時出船。駐車場完備。

◆しゃくり釣りのタックル

 ▽竿…2~3メートルの専用竿。エビメバル竿やマルイカ竿でも良い▽リール…小型両軸受け型▽道糸…PE1~2号▽仕掛け…中オモリ10号、ハリス4号4メートル▽餌木…3・5~4号

◆ティップランのタックル

 ▽竿…ティップラン専用2メートル前後▽リール…中型スピニングリール▽道糸…PE0・6~0・8号▽リーダー…1・5~2・5号2~3メートル▽餌木…ティップラン用3~3・5号、30~40グラム

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