中大・吉居駿恭、兄・大和と兄弟リレー「箱根駅伝も兄と優勝したいです」

スポーツ報知
4月の日本学生個人選手権でレースを引っ張る中大・吉居駿(手前)

 今年も世界への道を志すルーキーたちが入学した。昨年、京都・洛南高で3種目の高校日本記録を塗り替えたスーパールーキー・佐藤圭汰(駒大1年)は、今夏の世界陸上(7月15日開幕・米オレゴン州)で1500メートルの日本代表となって自身初の海外遠征を夢見ている。昨年、1万メートルで日本人高校生歴代3位の28分11秒96をマークした吉居駿恭(しゅんすけ、中大1年)は、今年の箱根駅伝で最優秀選手賞「金栗四三杯」に輝いた兄・大和(3年)との兄弟リレーで、歴代最多15度目となる箱根路制覇を目指す。

 箱根路随一の名門に、復活への切り札となりうる即戦力ルーキーが加わった。吉居駿は4月の日本学生個人選手権1万メートルで大学デビュー。レース前、電光掲示板に映る白地に赤字のCのマークのユニホーム姿の自分を見て「兄を見ている感じがして、テンションが上がりました」。背格好の似た兄・大和と同じく積極的な走りで28分56秒95の8位。今月4日には入学後初の5000メートルで、13分43秒22と自己記録を約13秒も更新した。今季の目標を「1万メートル27分台と5000メートル13分30秒切り」と定める。「大学の間に日本代表に」と、兄とともに日の丸を背負っての世界進出も思い描く。

 今年1月。愛知・豊田市の実家のテレビの前で、兄の箱根駅伝1区区間新記録の力走に目を奪われた。5キロ過ぎから独走した圧巻の速さと強さに「自分がしたい、と思っている走りですごく興奮した。競技者として負けていられない」と闘争心をかき立てられた。

 「仲の良い」兄を追って中大へ進んだ。仙台育英高1年だった19年12月の全国高校駅伝。吉居駿は7区のアンカーで残り100メートルで倉敷高を逆転して優勝のゴールテープを切った。3区8位だった兄とともに日本一に輝いた。「もちろん、箱根駅伝も兄と優勝したいです。1~3区のどこかを走りたい。兄とタスキリレーもしたい」。中大は、吉居兄弟を主軸に2024年の第100回大会で、28年ぶり歴代最多15度目の箱根路制覇を大目標として掲げている。(榎本 友一)

 ◆吉居 駿恭(よしい・しゅんすけ)2003年4月8日、愛知・田原市生まれ。19歳。実業団のトヨタ自動車で活躍した父・誠さんの影響で小学5年で陸上を始める。田原東部中では3年時に全国中学大会1500メートル優勝、3000メートル2位。宮城・仙台育英高に進み、全国高校駅伝1年7区9位、2年1区7位、3年1区3位。3年時にインターハイ5000メートルで10位。4月から中大法学部法律学科に進学。168センチ、53キロ。家族は両親と双子の兄2人。

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