【中日】立浪和義監督、不振続くビシエドに「本人が本気で取り組まないと変わらない」「頭が痛い」一問一答

◆JERAセ・リーグ DeNA10―2中日(5日・横浜)

 中日がDeNAに大敗し、勝率5割に逆戻りした。先発・福谷が5回7失点と炎上。打線も8安打を放ったが、わずか2得点。ビシエドが初回のチャンスを潰すなど、11打席連続ノーヒットとなった。立浪和義監督は状態の上がらない4番に奮起を促し、先発外しも示唆した。以下は一問一答。

―初回1死一、二塁の好機を逃した

「そうですね。まあ4番(ビシエド)のところで一本出ていれば流れも変わったでしょうけど。逆に向こうには打たれているしね。ビシエドはちょっと誰が見てもあれだけ前にいったら(投手方向に突っ込んだら)打てないと思うでしょ。ベンチで見ていても思っていますよ。そろそろスタイル変えてくれないと。4番はやっぱりいいところまわってくるので。色んな心配ごとはたくさんあるけど、一番の心配はそこですよ。ずーっと開幕から」

―ビシエド本人の意識の変化は

「何回かそういう話はしているんですけどね。それで(突っ込んで)打っている自分のあれ(プライド)があるのか。前にいって、前でとらえるというようなスタイルでね。(来日当初の)スイングが速かった時はある程度、打てたんでしょうけど。だからチャンスになれば、必ず相手もインコースじゃないですか。ちょっと意識させられたら低めのボール球。ちょっと考えないといけないですね。色々ね」

―ビシエドに対してどう対処していくか

「本人が本気で取り組んでくれないと変わらないと思う。明日、そのままの状態で打つかもしれませんけど、長い目で見たらちょっとスタイルを変えていかないと、明らかにね。よう分かりますよ。ベンチで投手の横から見ていたら(前に)いくだけだから。接点がたまに合うことももちろんありますけど、やっぱり(ボールを)呼び込むところがないと」

―打順を下げたり、スタメン変更は

「ちょっと色々考えます。明日本人とも話をしてね。ちょっと前にも打てない時に『1か月このスタイルでやってみよう』と言っていたのに、1日、2日ですぐ自分のフォームに戻すんで。頭が痛いですわ」

―郡司、三ツ俣のスタメン抜てき組が奮闘

「ねえ。三ツ俣なんかファームから来て素晴らしい働きしてくれましたしね。勝ちにはつながらなかったですけどね。郡司はボールの待ち方とか非常に良いですしね。ちょっと良いのを使っていかないといけないなと思います」

―郡司3番、石川昂を6番に置いた

「得点圏、初回の絶好機を逃したくない。郡司はやっぱり打つ方は力あるんでね。今日はちょっと6番に(石川昂)を下げたんですけど。みんな見て下さいよ、みんな2割3分とか4分ですよ」

―福谷は粘り切れなかった

「やっぱり打者が打ちに来た勝負球が甘いわけで。牧にもインサイド構えているのに逆球で甘く入ってホームラン打たれているわけですから。特にこういう(狭い)球場ではもっとコントロール磨かないと。バンテリンドームで抑えていても、こういうところで制球力ないと、カウント悪くしたり、勝負球甘くなって。逆球だらけですよね」

―内外野の連係不足のフライミスが目立った

「そうですね。昨日の方が風強かったですけど、基本、フォローの風で後ろ(外野が)かぶせろとあれだけ言っているんだから、同じようなくだらんミスしとったらあかんですよね」

―唯一の中継ぎ左腕だった福の抹消は

「(中継ぎが)1人元々、多かったし、今日、(先発の)福谷を入れるというのもあったし。昨日の打たれ方もね。あれだけ逆球ばっかりでボールに力もないしね。もう一回、調整させるという意味で」

―4日に先発の岡田は抹消しなかったが、中継ぎなどに配置転換は

「いやいや、配置転換はないです。先発も来週は小笠原までは決まっているけど、水曜日、木曜日というところが誰がいくかという話もあるし、これから考えます」

―京田を抹消したが、根尾がファームで本塁打。昇格は

「根尾は映像を見たりしていますけど、打つ方は本当に良くなっている。やっぱりショートですから、守りがある程度、大丈夫だというふうになれば上げますけどね」

―まずは守りか

「守りの方です。ショートはまず守りです」

―京田も2軍戦に出るだろうが、基本的に遊撃・根尾でいくのか

「そうですね。根尾中心で最初は。今ずーっと出していますんで、やります」

7回、選手交代を告げる立浪和義監督(カメラ・佐々木 清勝)
7回、選手交代を告げる立浪和義監督(カメラ・佐々木 清勝)

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