J1札幌 クラブ初4戦連続完封も得点奪えずドロー

激闘を終え、悔しさをにじませる札幌の選手たち(カメラ・川上 大志)
激闘を終え、悔しさをにじませる札幌の選手たち(カメラ・川上 大志)
後半、好機をものにできず悔しがる札幌MF駒井(手前)
後半、好機をものにできず悔しがる札幌MF駒井(手前)

◆明治安田生命J1リーグ第11節 G大阪0―0札幌(4日、パナソニックスタジアム吹田)

 北海道コンサドーレ札幌はアウェー・G大阪戦を0―0で引き分けた。前半から再三好機をつくるも、同ロスタイムに得たFWガブリエルシャビエル(28)のPKも阻止されるなど、最後まで得点を奪えずに終わった。相手の倍以上のシュート19本も実らず今季初2連勝は逃したが、J1でクラブ初となる4戦連続完封はマークした。勝ち点は14で順位は11位のままとなった。

 最後までゴールが遠かった。前半ロスタイムのPKの絶好機。FWガブリエルシャビエルの右へのシュートは、この日当たりに当たったGK一森に阻まれた。GWの敵地で札幌の選手たちは何度も天を仰いだ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)は「足りなかったのはゴールだけ。引き分けた悔しさは選手と私が一番分かっている」と言葉を絞り出した。

 攻めても攻めても、勝ち点3には届かなかった。リーグで今季初本拠勝利の湘南戦(4月29日、1〇0)から中4日。勝てば1ケタ順位浮上の一戦で札幌は主導権を握り続けた。シャビエル、MF駒井善成(29)、左膝痛から3戦ぶり復帰の金子拓郎(24)の前線3枚らが絡み、前半だけで6本、後半13本、計19本のシュート(相手は7本)を浴びせたが決定力を欠いた。前半32分に左足シュートを相手DFの顔面ブロックで阻まれた金子は「決めなきゃいけない、勝たなきゃいけない試合だった」と“勝ち点2”を失った悔しさを代弁した。

 それでも、昨季から継続するオールコートマンツーマン含め、目指す方向は間違っていない。11節で1敗は札幌と鳥栖だけ。指揮官は「8分けのうち半分以上は勝てた試合」と認めるが、全員が走り戦い、名古屋戦から4連続無失点は果たした。J1で01、18年に3連続はあったが一つの数字で自らを超えた。全38戦9完封の昨季は2戦連続も一度。8~9月は5戦連続先制を許すなど試合運びで自分たちを苦しめたこともあった。MF高嶺朋樹(24)も「前からいくところ、我慢するところ。みんなで声を掛け合いメリハリもある。そこは継続したい」と確かな進歩も強調した。

 5月初戦に今季初2連勝は逃したが4戦連続で負けはない。粘りを増す今、勝利直結の得点が何より欲しい。「チーム全体の課題としてかみしめて。本拠で喜びを届けたい」と金子。次こそ攻守をかみ合わせ、白星をつかむ。(川上 大志)

 〇・・・札幌は4日、FW小柏剛(23)の右ハムストリング肉離れを発表した。3月12日の横浜M戦で同じ箇所を痛め、戦線を離脱。実戦復帰した4月29日の湘南戦で再発した。

激闘を終え、悔しさをにじませる札幌の選手たち(カメラ・川上 大志)
後半、好機をものにできず悔しがる札幌MF駒井(手前)
すべての写真を見る 2枚

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請