【高校野球】高岡商、4年ぶり24回目の富山県大会制覇 “スマホなし”強化合宿で野球に集中

スポーツ報知
6回にホームで走者を刺す高岡商の近藤捕手(左)

◆春季高校野球富山県大会 ▽決勝 高岡商2-0富山第一=延長11回=(4日・県営富山)

 春季高校野球富山県大会の決勝が行われ、高岡商が延長11回の末、2-0で昨秋Vの富山第一を下し、4年ぶり24回目の優勝を決めた。185センチの右腕、川尻啓人(3年)と、サイド右腕、桑名勝(3年)が完封リレーを達成すれば、11回には打線も奮起。2死一、三塁で、9番の野村大登三塁手(3年)が三前適時打で決勝点を挙げると、続く一、三塁では代打の早上樹生左翼手(3年)が一塁へセーフティーバントを決めて勝利を引き寄せた。昨秋の決勝で敗れた富山第一にリベンジを果たし、主将の近藤祐星捕手(3年)は「きれいなヒットではないですが、泥臭く勝つのが高商のいいところ。この冬は全国クラスのピッチャーを打つために練習してきました」と笑顔で振り返った。

 チームのスローガンは完全燃焼に当て字をした「感全粘笑」だ。「全力で粘り強くプレーし、見ている人に感動と勇気を与え、笑顔になってもらう」という意味を込める。昨秋の新チーム結成時に、半日かけて全員で決めたという。そのスローガン通りに、この日も投打で粘り強くプレー。富山第一の143キロ右腕、小林路春(3年)を打ちあぐね、12三振を喫したが、最後まで集中力を切らさずにチャンスをつかんだ。

 昨年12月には、5日間の厳しい強化合宿に挑んだ。主にフィジカル、スタミナ面を養う合宿で、朝6時からの走り込みや、1日1500回のスイングを敢行。さらに「これまでの日常生活を見直し、高商の歴史を変えよう」と話し合い、スマートフォンは使用禁止と決めた。「娯楽がなく、辛い面もありましたが、野球に集中できました」。ユーチューブも見れない生活に戸惑いもあったというが、全員がトレーニングに集中し、心身ともに一回り成長した。

 優勝した高岡商は北信越大会(6月4~7日、福井県)に出場する。「北信越に出られるのは素直に嬉しい。夏に向けて、スマホの時間も少なくします」と近藤。生活習慣の改善でさらなるステップアップを目指す。(中田 康博)

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