【楽天】田中将大が8回0封でリーグトップタイ3勝「縁のある北海道」で通算1500投球回達成!

スポーツ報知
8回無失点で3勝目の田中将大は通算1500投球回の記念ボードを手に笑顔を見せる(カメラ・竜田 卓)

◆パ・リーグ 日本ハム1ー2楽天(3日・札幌ドーム)

 心は熱く、頭の中は冷静に、田中将がこん身の1球を投げ込んだ。8回2死一、二塁と一発出れば逆転を許す場面。「勝負どころ」と踏んで、外角低めに制御したスライダーで今川を空振り三振に仕留めると、この日一番の雄たけびを上げた。「ただ(気持ちで打者に)向かっていくだけじゃなくて、冷静にどういうふうに投げないといけないかも考えながら投げていました」。8回4安打6奪三振無失点。要所を締めてリーグトップタイの3勝目をつかんだ。

 初回先頭の中島を二ゴロに打ち取ったところで史上181人目のNPB通算1500投球回を達成。駒大苫小牧高での3年間を過ごした北の大地で新たな勲章を刻み、「自分にとっても縁のあるこの北海道という地で記録を達成できて非常にうれしく思います」。記念のボードを掲げると、敵味方関係なく大きな拍手が注がれた。

 捕手だった小学生の頃は「NO1だった」とヤクルト・古田敦也に憧れを抱き、投手を始めた中学時代は「かっこよかった」と西武・松坂大輔やソフトバンク・斉藤和巳の投球に興奮した。大型連休中のスタンドには多くの少年少女が来場した。かつてマー君が目を奪われたヒーローたちのように、子供たちには背番号18がまぶしく映ったに違いない。(長井 毅)

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