箱根駅伝予選会3年連続敗退の上武大 アテネ五輪6位の諏訪利成氏が監督就任決定

スポーツ報知
諏訪利成

 箱根駅伝予選会で3年連続で敗退している上武大は2日、新監督として2004年アテネ五輪男子マラソン6位の諏訪利成氏(45)が就任したことを発表した。実業団の日立物流でコーチを務めていた諏訪新監督は4月30日付けで退任。大学駅伝界で、新たな挑戦を始める。近藤重勝前監督(47)はヘッドコーチとしてチームに残り、新監督をサポートする。

 上武大駅伝部は2004年に創部。花田勝彦監督の指導によって着実に力をつけ、09年の箱根駅伝に初出場を成し遂げた。16年に花田監督が退任し、近藤監督が就任した後も、持ち味のしぶとい走りで予選会を勝ち抜き、19年まで11年連続で本戦出場をした。しかし、直近の3年は、復活出場を果たした専大や初出場を決めた駿河台大などに後れを取り、予選会敗退が続いている。

 巻き返しのため、新指揮官として白羽の矢が立ったのが、地元出身の元五輪ランナー諏訪氏だった。現在は伊勢崎市の一部となっている佐波郡東村で生まれ育ち、桐生工高で活躍。東海大を卒業した後、2004年のアテネ五輪男子マラソンで6位に入賞した。地元の陸上界のシンボル的な存在として知られる。

 ただ、諏訪氏は実業団の日清食品、日立物流でコーチ経験はあるものの、大学生の指導は初で、その手腕は未知数だ。

 今季、上武大にはチーム初のケニア人留学生として北海道・札幌山の手高からキンヤンジュイ・パトリック・カマウが入学。5000メートル13分25秒57、1万メートル28分6秒31の自己ベストはいずれもチーム最速だ。

 上武大の今季のチームスローガンは「黒銀の責任~泥臭さを武器に箱根路へ~」。指導体制を一新し、初の留学生も加入。新生・上武大は今年10月の箱根駅伝予選会で、4年ぶりの突破を目指す。

 ◆諏訪 利成(すわ・としなり)1977年1月29日、群馬・群馬・佐波郡東村(現伊勢崎市)生まれ。45歳。95年に桐生工高から東海大に入学。箱根駅伝には3回出場し、2年4区7位、3年2区5位、4年2区5位。99年に卒業し、日清食品に加入。2003年の福岡国際マラソンで2時間7分55秒で2位となり、2004年のアテネ五輪代表に選出された。灼熱(しゃくねつ)のアテネ五輪では2時間13分24秒で6位入賞を果たした。2007年の大阪世界陸上にも日本代表として出場し、7位入賞。2013年に日清食品コーチに就任。日清食品の活動休止に伴い、その後、日立物流でコーチを務めた。

 ◆上武大 2004年創部。09年に箱根駅伝に初出場し、19年まで11年連続出場した。最高成績は10年の14位。全日本大学駅伝は最高6位(11年)。出雲駅伝は出場なし。タスキの色は黒にシルバーの縁取り。練習拠点は群馬・伊勢崎市。

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