“オシムチルドレン”羽生直剛氏「サッカー選手がゴールじゃない。いい人生を歩めと…」 18年の再会振り返る

スポーツ報知

 元日本代表MFの羽生直剛氏が2日、恩師で1日に死去したイビチャ・オシム氏との現役時代や引退後のエピソードを回想し、悼んだ。

 羽生氏は市原(現千葉)時代にオシム氏の下でプレーし、2006年にオシム氏が日本代表監督に就任すると、日本代表にも招集されるなど「オシムチルドレン」とも呼ばれた選手の一人。羽生氏にとって、「教育者だった」といい、「関わった人、全てを成長させられる指導者だった」と振り返る。

 最も心に残っているのは「もっと上を見ろ、空は果てしない」という言葉。18年末にFC東京の強化部として仕事で渡欧していたオフを利用してサラエボで再会し、約2時間、食事をしながら話した。「僕のためにスーツを着てきて、かっこいいなと。何で指導者をやらないんだという話と、やりたいことがあると言ったら、『もっと上を見ろ』と。サッカーも人生も一緒だとずっと言われてきて、サッカー選手がゴールじゃなくて、いい人生を歩めと。だからこそ、野心を持てと」。サッカー選手として多くを学んだ上で、引退してからもなお、心に響いたという。

 そのサラエボで会った時を振り返り、「時間がたつにつれて喪失感はあるけど、一人で会いに行って、杖をつきながらでないと歩けない姿も、車いすに乗っている姿も見ていたので。少なからず生きている間に何かしたいなという思いはあって、できなかったというのはある。でも、どこかではいつこういう時が来てもおかしくないと思っていた気もする。もう一回くらい会いに行きたかったなと、去年くらいから思っていたので残念」と、恩師の死を悼んだ。

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