◆第165回天皇賞(春)・G1(5月1日、阪神競馬場・芝3200メートル=稍重)
伝統のマラソンレースは、2番人気のタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎、父ドゥラメンテ)が7馬身差の逃げ切り勝ち。マイペースの一人旅で菊花賞に続くG1・2勝目を飾った。鞍上の横山和生騎手はG1初勝利。祖父・富雄、父・典弘に続く同レース史上初となる親子3代制覇を成し遂げた。横山家としては、武史騎手が昨年の天皇賞・秋をエピファネイアで制しており、親子3代天皇賞春秋制覇も達成。勝ち時計は3分16秒2。
2着は1番人気のディープボンド(和田竜二騎手)。さらに1馬身差の3着は4番人気のテーオーロイヤル(菱田裕二騎手)が続いた。
横山和生騎手(タイトルホルダー=1着)「とってもうれしいです。返し馬の雰囲気で馬の良さは感じていたので、タイトルホルダーの力を信じて僕が邪魔しないようにと思いながら乗りました。率直にうれしいです。タイトルホルダーはこの先まだまだ良くなる余地がたくさん残っている馬だと思っていますし、そのなかでこのような結果をしっかり出してくれるというのは、この先楽しみが広がる競馬でしたので、みなさんタイトルホルダーを応援してください」