元東洋太平洋王者・勅使河原弘晶が引退

スポーツ報知
勅使河原弘晶

 プロボクシングの三迫ジムは30日、所属する元東洋太平洋スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王者・勅使河原弘晶が現役を引退すると発表した。

 勅使河原は昨年12月、米ロサンゼルスでIBF世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦に出場。マーロン・タパレス(フィリピン)に2回6秒、KO負けしており、去就が注目されていた。

 三迫ジムは「(タパレス戦は)残念ながら敗戦となり、その後進退についての話し合いを続けてまいりましたが、本人の引退の意志は固く今回の発表となりました。いままでたくさんのファンの皆様に応援頂たこと改めて厚く御礼申し上げます」などとコメントした。

 勅使河原は1990年6月3日、群馬・玉村町生まれの31歳。2011年7月に輪島功一スポーツジムからプロデビューし、17年10月にWBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座を獲得。2度防衛し返上。18年10月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得し、4度防衛に成功した。20年8月に輪島功一スポーツジムから三迫ジムに移籍していた。プロ戦績は22勝(15KO)3敗2分け。

 以下、勅使河原のコメント。

 この度私、勅使河原弘晶はボクシングを引退する事に決めました。

 2021年12月の敗戦まで自分自身を何も疑わずに信じ続け、世界チャンピオンになるために生活の全てをボクシングに捧げてきました。

 そして、世界チャンピオンになるために決めていた事が一つありました。「後一敗したらそこで潔く辞める」これは自分を追い込むためのメンタルのルールでした。これを決めていたことで「負けたら人生の全てを失う」という圧倒的な緊張感が生まれてキツい練習も耐えられ24時間ボクサーでいられました。

 勿論負ける気でリングに上ったことなど一度もありませんが、今回の敗戦でボクシングに賭ける全ての力を出し切ってしまい後には何も残っていませんでした。「これで終わりなんだ」と、自然にそう思いました。

 ボクシングは大好きです。

 負けて悔しくない訳ありません。けど、自分は手を抜かずやり切ったという満足感があります。

 これからは、ボクシングを通して培った力で、社会に貢献できるように日々自分自身を鍛錬していきます。

 非行から立ち直るきっかけをくれた人生の恩人、輪島功一会長、チャンスを作ってくださった三迫貴志会長には感謝しかありません。

 そして僕の事を応援して下さった沢山のファンの皆様、サポートして下さった方々の応援があったからこそ、今までボクシングを続けてくることができました。

僕は、みんなが大好きです。

本当に本当にありがとうございました。

勅使河原弘晶

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