NHK大河「鎌倉殿の13人」源義仲の最期、巴御前との今生の別れに涙の嵐、暗雲続く…第17回見どころ

スポーツ報知
鎌倉の追っ手から身を潜める源義高(市川染五郎)

 俳優の小栗旬が鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)の第17回「助命と宿命」(5月1日放送)で、源頼朝(大泉洋)が源義仲(青木崇高)を討伐したことで、鎌倉に暗雲が立ち込める。

 弟の義経(菅田将暉)と範頼(迫田孝也)を西に向かわせ、同じ源氏の義仲と戦うことに、中には違和感を抱く御家人も。さらに問題なのは、義仲が敵意のない証として人質に差し出した嫡男の義高(市川染五郎)だ。義高は鎌倉になじみ、頼朝の幼い娘・大姫(落井実結子)の婚約者のような存在に。ハッピーエンドの予感はしない。

 一方で一ノ谷(現神戸市)の戦いで平家を蹴散らし、破竹の勢いの義経。今作前半のクライマックス・壇ノ浦の戦いに向けて突き進む。

 前週の第16回「伝説の幕開け」(24日放送)では、義仲の悲しい最期が描かれた。義経に京を追われ、近江に向かうと待ち構えていた範頼との挟み撃ちに。馬上で男らしく「やるだけのことはやった。何一つ悔いはない」と言い切り「一つだけ心残りがあるとするならば…」とつぶやいたところで、流れ矢を食らって倒れた。突然の退場にSNSでも「わ!!!って声出てしまった」「ショックすぎて放送後放心」と驚きと悲しみの声が入り混じった。

 義仲が敗死する直前には愛妾・巴(秋元才加)との別れもあった。涙を浮かべて「地の果てまで殿のおそばに!」と懇願する巴の顔を両手で抱え「さらばじゃ」と笑った。番組公式サイトのインタビューよると、当初、秋元は泣くつもりはなかった。「巴御前だったら最後まで涙を見せないのではないか」と考えていたものの「女としての感情が急に出てきてしまった」と告白。本気の涙だったことがうかがえる。ネット上でも「通勤電車などで涙が止まらんくなる」「大河屈指の美しさと切なさじゃねぇか」と涙の嵐だった。

 今作で義時と直接の接点が少ない義仲・巴コンビだが、脚本の三谷幸喜氏が丁寧に人間像を描いており、視聴者の思い入れは深い。オファー時には三谷氏が秋元に「今回の巴御前は、ちょっと眉毛をつなげてもいいですか?」と相談したほど。番組関係者によると、メイク現場でも「ちょっとカモメ眉すぎる…」「これは濃すぎて、視聴者の皆さんが物語に集中できないのでは…」など2、30人が議論していたという。

 第16回の平均世帯視聴率は12・9%と前週と変わらなかった。同時間帯ではテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の14・1%に次ぐ数字で、本紙調べの週間ランキングでは7位。ドラマではトップの朝ドラに次ぐ好成績だ。

 上総広常(佐藤浩市)、源義仲ら毎週のように人気キャストが消えていく。時代劇だから仕方ないとはいえ視聴者の悲しみは大きい。放送前の取材会で、北条政子役の小池栄子が「みんなの散り際が、本当に格好よすぎる」と見どころを語っていたのを思い出す。今後も平家の滅亡、源氏の没落と続いていく。寂しさを割り切りながら、名優たちの迫真の演技を見守りたい。(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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