箱根駅伝早大新監督、花田勝彦氏が就任へ…早大OBで箱根V経験、上武大を率いて初出場から常連校に育てた

スポーツ報知
GMO監督時代の花田氏

 今年の箱根駅伝13位で3年ぶりにシード権(10位以内)を逃した早大の新監督として、元五輪選手でGMOインターネットグループ(以下GMO)前監督の花田勝彦氏(50)が就任する見通しであることが28日、分かった。相楽豊監督(41)はコーチとしてチームに残ることが濃厚。早大は新体制で名門復活を期す。

 3月末でGMO監督を退任した花田氏は、すでに埼玉・所沢市の練習拠点に姿を現し、選手を指導しているという。花田氏の役割などに関し、相楽監督は「まだ決まっていません」と慎重に説明したが、関係者によると、監督就任が決定的で、現在、最終的な話し合いが行われているという。

 花田氏は早大時代に箱根駅伝で活躍し、3年時には優勝を経験した。エスビー食品に入社後、96年アトランタ五輪、00年シドニー五輪のトラック長距離種目に出場した。04年1月に引退した後、上武大の選手にメールで指導を頼まれたことをきっかけに同年4月、監督に就任。5年目の08年10月の箱根駅伝予選会を3位で突破し、09年の第85回大会に初出場した。以来、16年に退任するまで連続出場に導き、新興校の上武大を常連校に育て上げた。16年4月から実業団のGMO監督に転身。20年福岡国際マラソン優勝の吉田祐也(25)らを指導した。きめ細かい丁寧な指導は定評がある。

 一方の相楽監督は、現在、住友電工を率いる渡辺康幸監督(48)が早大監督を務めていた15年まではコーチとして活躍し、10年度には学生駅伝3冠に貢献した。渡辺前監督が退任した後、監督に昇格したが、今回、再び「名参謀」の立場に戻り、花田新監督を支えることになりそうだ。

 早大は箱根駅伝で優勝13回、出場91回とともに中大(優勝14回、出場95回)に次いで歴代2位を誇るが、今季は予選会からの挑戦となる。名門復活に向け、「花田―相楽」体制で新たな戦いが始まる。

 ◆花田 勝彦(はなだ・かつひこ)1971年6月12日、京都市生まれ。50歳。90年に滋賀・彦根東高から早大に入学。箱根駅伝では1年3区6位、2年3区3位、3年4区区間賞で優勝、4年2区3位。94年に卒業し、エスビー食品に入社。トラック長距離で96年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪出場。04年に引退し、上武大監督に就任。16年から今年3月までGMOインターネットグループの監督を務めた。

 ◆早大 正式名称は「競走部」で1914年創部。1920年の第1回箱根駅伝に出場した4校のうちの1校で東京高等師範学校(現筑波大)、明大、慶大とともに「オリジナル4」と呼ばれる。箱根駅伝は優勝13回。出雲駅伝は優勝2回、全日本大学駅伝は優勝5回。2010年度には学生駅伝3冠。タスキの色は臙脂(えんじ)。主な競走部OBはマラソン15戦10勝の瀬古利彦氏、東京五輪男子マラソン6位の大迫傑ら。

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