【明日の金ロー】ジブリ映画「魔女の宅急便」の街・コリコ、モデルとなったのはヨーロッパのあの国

スポーツ報知
ヨーロッパの街並みの中で魔女のキキが躍動する「魔女の宅急便」(C)1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

 29日の金曜ロードショー(後9時)は、翌週の5月6日と合わせ、「ゴールデンウィークは、家族そろって!」と題して2週連続でスタジオジブリ作品が登場。第1弾は「魔女の宅急便」(1989年)をノーカットで放送する。

 もはや、説明は必要ないとは思うが、13歳になった主人公の魔女・キキはしきたりに従い、知らない街で1年間の修業をするため、海沿いの大都会・コリコにたどり着く。親切なパン店のおソノさんらに助けられ、「お届け物屋さん」を始めたキキは、空を飛ぶことを夢見る少年・トンボと知り合い、少しずつ成長していく…という物語だ。

 本作に限らず、ジブリ作品は物語の舞台となる国はハッキリとは描かれていないが、モデルは存在する。では、空からの景色が象徴的な街・コリコのモデルとなった場所はどこなのか?

 2週前の「特別編集版 名探偵コナン」のコラムでも書いたが、本作には「ニシコクマルガラス」が登場する。このカラスの生息域はヨーロッパ全域とユーラシア大陸の中央アジア、アフリカ大陸北部とされる(日本では過去に北海道でしか目撃例がないため、コナンは場所を特定できた)。建物の雰囲気を見るとアジアというイメージはなく、何となくヨーロッパのどこかということは想像がつくだろう。

 公開前年の88年に、メインスタッフがロケハンで訪れたのはスウェーデンのストックホルムと同国最大の島・ゴッドランド(この名前を聞くと、記者はどちらかというと「北斗の拳」に登場する狂信的集団の国を想像してしまいます)。コリコの表通りのにぎわいはフランス・パリ、裏通りの雰囲気はストックホルムの下町、全体の風景はゴッドランド島の街・ヴィスビーのイメージを投影しており「日本の女の子が何となく思い描いているヨーロッパ」を絵の中で実現させることを念頭に置いていたという。

 その”ヒント”も、作品の中にある。物語の後半にパトカーが登場するが、そのボディーには「POLIS」。スウェーデン語の「警察」のスペルが描かれている。ただ、序盤で街に着いたばかりのキキが警察官に怒られるシーンでは、警察官の胸にある文字は英語の「POLICE」。そこはご愛嬌(あいきょう)といったところか…。

 ヴィスビーは12~14世紀に栄え、旧市街を囲む全周3・4キロの城壁が現存する世界遺産に登録された街。キキが暮らした場所を見に、ぜひとも足を運んでみたいものである。(高柳 哲人)

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