【阪神】コロナ禍、故障で相次ぐ離脱…“火の車”1軍投手陣を支えられない2軍選手の思いとは

スポーツ報知
甲子園での練習に参加し、西勇輝(右)と会話を交わす西純矢(カメラ・渡辺 了文)

 阪神はセ・リーグワースストの開幕9連敗で止めるものの、1分けをはさみ6連敗、4連敗と苦しい状況が続き、ついに球団最速となる25試合目で20敗を喫した。24日のヤクルト戦(神宮)では今季最多の16安打&11得点で大勝し、勝率はちょうど2割に到達した。新型コロナウイルス感染や故障離脱による影響は大きいが、1軍を支えられない2軍選手の成長が求められている。

 先発ローテに入っていた藤浪、伊藤将が13日にコロナ陽性を確認。3年目右腕・小川、ドラ3左腕・桐敷の中継ぎに再転向していた2人が急きょ代役を務めた。小川は好投したが、桐敷は登板翌日に降格。空白の日を埋めるべく、さらに中継ぎの斎藤が先発に選ばれた。この間、2軍で先発する投手陣に声はかからなかった。

 安藤2軍投手コーチは「現状、そこまで自信持ってこうね、送り出すというか…」と言葉に詰まった。ファームで先発を務める昨季“ファーム9冠”の2年目右腕・村上は「結果が出てないので…。コロナがあってもなくても、結果を出せてない選手は1軍に上がれない。1軍の選手を応援してる反面、いろんな気持ちがあります。入る隙間があるなら狙っていきたい」と気を引き締めた。

 故障離脱も大きな問題となっていた。コロナ禍と同時期にマルテ、原口、陽川、北條らが試合に出られず、捕手登録されている5選手全員が先発出場した。栄枝は「けがしている人もいっぱいいる。人数がギリギリで去年とは違うなって思うところはある」。何試合も連続でフル出場が続く若虎の疲労もたまってきている。

 さらに、25日は先発ローテの一人、小川が右肘の張りを訴え、出場選手登録を抹消された。27日の中日戦(甲子園)は登板不可となった。藤浪、伊藤将は2軍に合流済みで、今週中には登板し、調整していく見込みだ。高卒3年目の西純は「僕らは悔しい。逆に悔しいと思ってなかったらダメだなと思う。しっかり結果を残して、上に呼んでもらえるように頑張りたい」と、悔しさを糧に22日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で9回1失点(自責0)と好投。28日の中日戦(甲子園)で1軍の先発マウンドをつかみ取った。阪神投手陣は火の車状態で、次から次へ問題が立ちはだかるが、若手の成長が何よりもチームの起爆剤になるに違いない。

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