◆第53回読売マイラーズC・G2(4月24日、阪神・芝1600メートル、稍重)
1着馬に安田記念(6月5日、東京)への優先出走権が与えられるマイル重賞は、15頭立てで争われ、6番人気のソウルラッシュ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)が浜中俊騎手を背に、最後の直線で一気に外から差し切って、1勝クラスからの4連勝で重賞初挑戦Vを飾った。浜中騎手はJRA通算1100勝目。勝ち時計は、1分33秒3。
1番人気のホウオウアマゾン(坂井瑠星騎手)が半馬身差の2着、4番人気のファルコニア(川田将雅騎手)がさらに首差の3着に続いた。
浜中俊騎手(ソウルラッシュ=1着)「すごい強かったです。ゲートの1歩目でうまくスタートできなくて、想定より後ろのポジションになり、直線勝負に切り替えました。4コーナーを回ってゴーサインを出してから、しっかり反応してくれました。あとは前をかわせるかという感覚でしたが、途中からこれはかわせるわ、と。僕もこの馬がマイルの距離にしてからしか乗っていないんですけど、本当にいいタイミングで巡り合えた。連勝できているのも、いいタイミングで乗せてもらっている。(通算1100勝は)早く達成したかったのはやまやまなんですけど、なかなか期待に沿えず結果が出ていなかったなかで、節目を無事に達成できて良かったです。重賞初挑戦でこれだけ豪快な競馬を見せてくれて、次のG1にもさらに期待を持って挑めると思うので、僕自身楽しみにしています」