アーセナルDF冨安健洋、マンU戦で3か月ぶり復帰…サポーターから大歓声で迎えられる

スポーツ報知
復帰戦を勝利で飾った冨安(右)はチームメイトと喜び合った(ロイター)

◆プレミアリーグ 第33節 アーセナル3ー1マンチェスター U(23日、ロンドン=エミレーツ・スタジアム)

 プレミアリーグの公式戦が5試合行われ、日本代表DF冨安健洋(23)が所属するアーセナルはホームで6位マンチェスターUと対戦。ふくらはぎの負傷で戦線離脱していた冨安は後半ロスタイムに途中出場し、3ー1の勝利に貢献した。

 欧州CL出場権を争う相手との直接対決で、直近の9試合でベンチ外となっていた冨安がついにベンチに復帰。試合前のメンバー発表で冨安の名前が読み上げられると、場内に一際大きな歓声が響き、残り6試合となったシーズン終盤で復活した日本代表DFを大歓迎した。

 前半3分、右サイドからアーセナルFWサカが放ったシュートをマンチェスターUのGKデ・ヘアが横っ飛びでセーブしたが、逆サイドに走り込んだ左SBのタバレスがセカンドボールを右足で押し込んで先制した。

 さらには同25分、エンケティアがゴール前に転がったこぼれ球を蹴り込んで2点目と思われたがVARの結果オフサイド判定。ところが今度はエンケティアのシュートの前にサカがマンUのDFテレスに倒されたプレーがVARの対象となり、これが反則と判定されてPK。倒されたサカがきっちりと決めて、アーセナルが難なくリードを2-0に広げた。

 前節のリバプール戦を欠場したマンチェスター UのC・ロナウドがここで意地を見せる。パートナーのジョルジナ・ロドリゲスさんが男女双子を出産したが、男の子の赤ちゃんが死亡。その傷心を乗り越え、前半34分、左サイド奥からマティッチが放ったクロスにゴール前に飛び込んだ背番号7が右足を合わせて1点を奪還し、2-1と追いすがった。

 一方のアーセナルは同25分にジャカが25メートルの豪快なミドルをゴール右サイドに叩き込み、ダメ押し点をゲット。そして冨安が出場したのは後半ロスタイムに入って30秒後だった。アーセナル3人目、最後サブとして守備固め要員として登場。右サイドでファースト・タッチを決めると場内に大歓声が巻き起こった。そして次の瞬間、右サイドをドリブルで駆け上がると、C・ロナウドからがイエローカードとなる反則タックルで必死に止められ、さらにサポーターが沸騰した。

 わずか4分半のプレーだったが、デビュー戦から最終ラインに強度を与え、開幕3連敗を喫して崖っぷちに追い込まれたアーセナルを立て直した昨年9月の冨安だった。救世主が復活して、久々にエミレーツで「スーパー・トミ!」と冨安を称えるチャントがこだました。その後はホームの声援を背に受け、2点のクッションをしっかり守り切って3-1勝利を飾った。

 アーセナルのアルテタ監督は開口一番「彼はあのようなサポーターの歓迎に値する選手だ」と一言。そして「この数か月は非常に困難だった。しかし彼が毎日どれだけ努力し、時間を費やし、そして自分を新たに奮い立たせて戻ってきたかを知れば、この復帰も当然。正しいことだったと私達は信じている」と続け、3か月間に及んだ故障との戦いを終えてプレミアの舞台に戻ってきた日本代表DFの復帰を心から喜び、祝福していた。

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