日本有数の桜の名所として知られる青森県弘前市の弘前公園で23日、第102回を迎えた「弘前さくらまつり」が開幕し、約50種、2600本の満開の桜が来場者を楽しませた。5月5日まで。
弘前さくらまつりの公式応援キャラクター「桜ミク」の大型パネルも園内数カ所に設置され注目を集めた。バーチャルシンガー「初音ミク」の派生キャラクターとして、桜をモチーフに誕生した桜ミクとのコラボは2019年からスタート。昨年同様、新型コロナウイルス感染症の防止対策を行いながら、市内中心街などで桜ミクをデザインした歓迎フラッグやポスターの掲出、観光ガイドマップを購入して行うスタンプラリーの実施、市内のショップでオリジナルグッズの販売など、様々なコラボ企画を展開中。
弘前観光コンベンション協会の白戸大吾事務局長(52)は「スタンプラリーで市内の歴史的建築物などをご覧になって、改めて弘前の良さをすごく感じていただけている桜ミクのファンの方のツイートを拝見すると、すごくうれしいです。(コラボを)やって良かったですね」と、桜ミク・コラボの“相乗成果”を強調する。来年はコラボが5周年を迎えるが、本年度に弘前市と北海道函館市が、桜ミクと北海道を応援する初音ミクの派生キャラクター「雪ミク」を活用した共同観光プロジェクトに取り組むことも決まっている。「今までにプラスして、より大きなコトができると思います。皆さんには楽しみにしていただきたい」と白戸氏。「まだまだコロナが大変な時期ですので、これからもしっかり感染対策をして楽しんでいただきたい。ミクのファンはマナーがいい方が多いのでそこは安心していますけど」と笑顔を見せた。
桜ミクを特集したスポーツ報知の「2022年桜ミク特別号」(タブロイド判、オリジナルポストカード2枚付き、1部1000円)も、弘前市内のショップや、関東地方や弘前市内のローソン(一部店舗除く)、スポーツ報知のECサイト・報知エンターテイメントマーケットなどで販売中。