◆JERAセ・リーグ 広島―DeNA(23日・マツダスタジアム)
広島の堂林翔太内野手が、540日ぶりとなる本塁打を放った。
両軍無得点の3回2死二塁。DeNA先発の上茶谷に対し、2ボール1ストライクから高めストレートを捉えた放物線が左中間席に飛び込んだ。20年10月30日の中日戦(ナゴヤD)以来となる今季1号2ランで、チームに貴重な先取点をもたらした。
「自分のスイングしっかり捉えることが出来ました。先制することが出来て良かったです」
20年に自己最多タイとなる14本塁打を放つも、昨季は70試合で打率1割9分、0本塁打と不振に苦しんだ鯉のプリンス。今季ここまで13試合で23打数7安打、打率3割4厘。スタメン出場5試合に限っては16打数5安打、打率4割。この日は20年11月7日の阪神戦(マツダ)以来となる1番でスタメン出場。その起用に最高の形で応えた。
直後の4回には守備でも魅せた。1死一、二塁。田中俊の左翼線の打球を処理すると、本塁にワンバウンドでストライク送球で二塁走者のソトがタッチアウト。攻守にわたって先発・森下を援護した。