仙台大体操部に昨年全国高校選抜個人総合5位の吉田求が入部「3年生でパリ五輪に出る」

あん馬の練習をする仙台大の吉田
あん馬の練習をする仙台大の吉田
仙台大での成長を誓った吉田
仙台大での成長を誓った吉田

 今春、仙台大体操部に昨年の全国高校選抜個人総合5位の吉田求(もとむ、1年)=仙台大明成出=が入部した。「大学3年でパリ五輪出場」を達成するため、高校時代から汗を流した練習場にこだわり、学年ごとの目標も明確に設定。一つ一つ先を目指していく。

 勝手知ったる練習場で、ひたむきに汗を流している。入学からわずか1週間。吉田は仙台大の体操競技場で練習器具を使いこなし、6種目に励んでいた。「高校時代から練習してきた場所ですから」。付属校の仙台大明成でも3年間、朝練、放課後と通った場所で「ここで続ける方が指導者の方針や器具に慣れる時間がかからない」と進学を決め、「3年生でパリ五輪に出る」という明確な目標に向けて新たなスタートを切った。

 高校3年時に選抜大会で個人総合5位、全国高校総体種目別・鉄棒で優勝。冨沢祐太助手から「新入生で最もパリ五輪に近い」と期待される。得意種目はあん馬と鉄棒。東京五輪に出場したOBの亀山耕平(33)=徳洲会=の名前を挙げ、「亀山さんもあん馬を得意とした選手。僕も続く存在になっていきたい」と意気込んだ。

 小2から始め「一つの種目の中にもたくさん技があるからか、飽きたことがない」とのめり込んだ。こだわるのは、技の美しさや正確さが採点されるEスコア。16年リオ五輪での日本代表の団体金メダルは、中1で東北大会期間中だったが、朝4時からテレビにかじりついて見た。「一番感動したのは田中(佑典)さんの演技。技の一つ一つがすごく丁寧で、今でもお手本にしています」

 1年でNHK杯出場、2年で強化選手入りと目標を立てていたが、大学生になって初出場となった全日本個人総合は、この日行われた予選34位。突破ライン30位とは0・432点差でNHK杯出場切符も逃した。しかし、目標は2年後。「U18の合宿で自分より上のレベルの選手たちと一緒に練習して意識の高さを知った」という18歳は、練習から試合と同じクオリティーでの演技を積み重ね、パリ五輪出場を目指す。(小山内 彩希)

 ◆吉田 求(よしだ・もとむ)2003年12月11日、盛岡市生まれ。18歳。本宮小2年時にパレットスポーツクラブで体操を始め、大宮中まで同クラブに所属。仙台大明成では1年時に国際ジュニア(米国)で個人総合優勝。161.5センチ、58キロ。家族は両親、兄、双子の姉、弟。

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