中日・立浪和義監督が21日、2軍に降格した根尾昂外野手を遊撃へ“再コンバート”する考えを明かした。指揮官は「外野のスローイングのバランス、あれが遊撃でもいい方向に出るのかなと思う。外野は打てる選手が多く、チャンスが少ない。京田にライバルらしいライバルもいない状態」と説明した。
大阪桐蔭高で遊撃兼投手だった根尾はこの日、2軍のソフトバンク戦(ナゴヤ)に1番で先発。昨年10月26日の阪神戦(甲子園)以来、遊撃を守った。ナゴヤ球場で根尾と話し合った立浪監督は「外野もピッチング(練習)も遠回りしているようだが、彼にはプラスになる」と力説。昨秋キャンプで、今季は外野専念を決めたが「状況に応じて変わる。本人も『やりたい』と話していた」と指揮官。今後は2軍で遊撃手として起用していく。