朝日生命体操クラブが約半世紀の歴史に幕 2022年度限りで撤退 数多くの五輪選手輩出

朝日生命体操クラブの塚原千恵子氏(左)と塚原光男氏
朝日生命体操クラブの塚原千恵子氏(左)と塚原光男氏

 体操の名門クラブで数多くの五輪代表選手を輩出してきた朝日生命が、体操事業から2022年度限りで撤退することが19日、分かった。

 同社は1974年に体操クラブを発足し、東京都内を拠点に選手育成に尽力してきた。68年メキシコ市大会から五輪男子団体総合3連覇に貢献した塚原光男氏が、指導者として一時代を築き、長男・直也氏は所属選手として団体総合金メダルに輝いた。また、男子個人総合で五輪2連覇の内村航平氏も高校時代に在籍していた。

 男子と比べ、世界から遅れをとっていた女子の強化にも注力。光男氏と、日本協会で女子強化本部長を務めた千恵子氏の夫妻が長年指導し、92年バルセロナ大会の小菅麻里、08年北京大会の鶴見虹子ら多くの五輪代表を育て、世界選手権ではメダルを獲得するなどの実績を残した。

 しかし、近年は低迷が続き、昨夏の東京五輪では代表選手を出せず。関係者によると「女子体操界の強化の使命を果たし終えた」ことが撤退の一つの理由に挙げられるという。また、拠点とする都内の体育館は、すでに耐用年数を超えており、今後長きに渡る使用が難しいことも撤退の判断に至った。

 総監督は光男氏が16年まで務め、その後は直也氏が引き継いでいたが、3月末に退任。現在は再び光男氏が就任している。クラブによると、幼児コースなどを含めると現在は約750人が在籍している。

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