俳優・窪田正孝が19日、都内で主演した「劇場版ラジエーションハウス」(29日公開、鈴木雅之監督)の試写会に女優・本田翼らと出席した。
青年漫画誌「グランドジャンプ」に連載中の同名コミックを原作に、19年4月期、21年10月期に連続ドラマ化。CTやエックス線を使い、視(み)えない病を見つけ出す「ラジエーションハウス」の診療放射線技師の活躍を描く。
この日の試写会には、放射線技師を目指す100人の学生が参加。主人公の天才放射線技師・唯織(いおり)役の窪田は、会場を見渡し「女性が多いんですね。うちらは偽物だからな」とつぶやくと、放射線科医役を演じる本田も「本物の卵の方とどう話そうか楽屋で悩んでいました」と不安げに告白した。
本作の医療監修を務める五月女康作氏が「最近、放射線技師を養成する大学の倍率が軒並みすごく上がっていて、難関になってきている」と“ラジハ効果”を示唆。会場にも本シリーズをきっかけに同職を目指した学生がいることが判明すると「わぁ!うれしい」と笑顔で感謝した。
イベントの最後に、窪田は学生らに向けて「皆さんが救える命がたくさんあると思う。まずはご自身の健康を一番に考えてほしい」とエール。本田は「思ったのと違うなとか思うことも出てきていると思う。選ばなくても勉強してきた時間は将来の自信につながる。いつか検査してもらいたい」と呼びかけていた。